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自学ネタの探し方や自主学習用ノートの選び方を解説【小4・小5・小6】
小学生が家庭で取り組む学習には、大きく分けて「宿題」と「自主学習(自学)」があります。一般的に、宿題は学校のカリキュラムに沿って先生から指示された内容に取り組む学習で、生徒に基礎学力と学ぶ習慣を身につけさせることが目的です。
一方の自主学習は、学校での学びをより深めること、あるいはさらに知識を発展させることを目的とした取り組みです。そのため、自主学習を通して基礎学力はもとより、自ら学ぼうとする姿勢や追究する力、思考力、表現力なども養われます。
しかし、一方的に与えられる宿題に対して、児童目線ではとにかく「やること」「終わらせること」が目的となりがち。そのせいで、「学び」ではなく「作業」になってしまうことがあります。その点、自主学習は「与えられたことをやる」という受け身の学習ではないので、「自ら学ぼうとする積極的な学習」につながると期待されているのです。
一方の自主学習は、学校での学びをより深めること、あるいはさらに知識を発展させることを目的とした取り組みです。そのため、自主学習を通して基礎学力はもとより、自ら学ぼうとする姿勢や追究する力、思考力、表現力なども養われます。
● 宿題は「学び」ではなく「作業」になりやすい
学校が基本的に毎日宿題を出すのは、復習したり予習したりすることで学校の授業で学んだ内容を定着させるため、そして学習習慣や集中力を身につけられるようにするためです。しかし、一方的に与えられる宿題に対して、児童目線ではとにかく「やること」「終わらせること」が目的となりがち。そのせいで、「学び」ではなく「作業」になってしまうことがあります。その点、自主学習は「与えられたことをやる」という受け身の学習ではないので、「自ら学ぼうとする積極的な学習」につながると期待されているのです。
従来の自主学習ではノートを使う方法が主流でした。しかし、近年では小学校でタブレットを貸与するようになったため、自宅での自主学習にもタブレットのオンライン学習アプリを活用できます。ノートとタブレットでできるそれぞれの自主学習方法を確認しておきましょう。
内容としては、漢字や計算の反復学習、教科書の内容の復習、新聞・図鑑・本などのまとめや調べものの記録などが挙げられます。ノートをつけることで学習した量を物理的に確認できるため自信にもつながります。
1日にたくさん学習しようとしても続きません。そのため、1日につき見開き1ページを目安に自学を進めるとよいでしょう。
内容としては、ドリル型の繰り返し学習のほか、動画や画像から学ぶ、インターネットを使って調べものをする、といったやり方が挙げられます。タブレットで友達と課題を共有すれば自主学習への意欲が高まり、理解の深さや表現の幅も広がるでしょう。
ただし、タブレットを使った自主学習では、学校が設けているルールや制限を守ることが大切です。
● 自主学習ノートを使う
授業で学習したことや身のまわりのことから「疑問」や「課題」を見つけ、自発的に取り組むのが自主学習の基本です。内容としては、漢字や計算の反復学習、教科書の内容の復習、新聞・図鑑・本などのまとめや調べものの記録などが挙げられます。ノートをつけることで学習した量を物理的に確認できるため自信にもつながります。
1日にたくさん学習しようとしても続きません。そのため、1日につき見開き1ページを目安に自学を進めるとよいでしょう。
● タブレットを活用する
学校から貸与されたタブレットを自宅へ持ち帰り、教科書などのQRコードや学習サイトへアクセスして学習する方法です。内容としては、ドリル型の繰り返し学習のほか、動画や画像から学ぶ、インターネットを使って調べものをする、といったやり方が挙げられます。タブレットで友達と課題を共有すれば自主学習への意欲が高まり、理解の深さや表現の幅も広がるでしょう。
ただし、タブレットを使った自主学習では、学校が設けているルールや制限を守ることが大切です。
高学年の仲間入りをする4年生になると、抽象的な内容の学習がはじまります。
そこで、国語の自学ネタとしては「漢字の練習」がおすすめです。予習・復習だけでなく、漢字の成り立ちや過去に習った漢字も取り入れながら学習すると漢字に対する興味が高まり、苦手意識が薄れるかもしれません。
家庭では図形やグラフについて生活と関連させて理解を深めたり、箱や円筒の展開図を描いて模型をつくってみたりすると楽しみながら学べるでしょう。また、3年生で習う「分数」の計算を苦手とする子どもは、5年生で登場する「割合」でつまずくおそれがあります。そのため、計算問題の反復練習もおすすめです。
● 国語の自学ネタ
小学校では2年生までに240字の漢字を学びますが、3年生・4年生になると各学年で200字ずつの漢字を学んでいきます。そのため、4年生になる頃には漢字が苦手と感じる子どもも増えてくるようです。そこで、国語の自学ネタとしては「漢字の練習」がおすすめです。予習・復習だけでなく、漢字の成り立ちや過去に習った漢字も取り入れながら学習すると漢字に対する興味が高まり、苦手意識が薄れるかもしれません。
● 算数の自学ネタ
4年生の算数は、数量や図形についての基本的な知識や作図スキルを身につけ、計算の楽しさを学ぶことを目指しています。学校の勉強として理解するだけでなく、学んだことを実生活に生かせると感じられることが大切です。家庭では図形やグラフについて生活と関連させて理解を深めたり、箱や円筒の展開図を描いて模型をつくってみたりすると楽しみながら学べるでしょう。また、3年生で習う「分数」の計算を苦手とする子どもは、5年生で登場する「割合」でつまずくおそれがあります。そのため、計算問題の反復練習もおすすめです。
● 社会の自学ネタ
小4の社会では身近な生活について学習しますが、なかでも地図が重要です。「地図に慣れること」を目標にしてみましょう。たとえば、「友達の家までの地図をつくる」「白地図の都道府県名を埋めていく」など、ゲーム感覚で進められる学習がおすすめ。歴史が好きな子どもは、古地図と現代の地図を比べて、違いなどをまとめるといった内容もよいでしょう。● 理科の自学ネタ
4年生の理科は、「星座」「人体のつくり」「電流」など興味深いテーマが多い科目です。とくに身近にあるものを掘り下げる内容は子どもにとって能動的に取り組みやすく、自学ネタにも最適。たとえば、「夜空を観察する」「体の仕組みを調べる」「乾電池をつないでモーターを動かす」などが挙げられます。市販のサイエンスキットを使うのも手です。中学受験の試験問題の多くは、5年生と6年生の学習内容から出題されます。取りこぼしのないように、自学学習を活用して知識の定着を目指すことが大切です。
たとえば、語彙力を高めるために「二字熟語・三字熟語・四字熟語を調べる」「類義語や反対語をセットにして書き出す」などの学習方法が挙げられます。そのほかに、「敬語・謙譲語・尊敬語を覚える」などの自主学習も効果的です。
とくに比例や割合などは概念が少し難しく、授業や宿題だけでは十分に理解しきれない場合もあります。このようなときは、詳しく解説している動画などを見てから練習問題に取り組むのも有効です。
また、5年生では世界地図も学びます。そのため、興味のある国の成り立ちを調べる、世界の大陸や国旗などをゲーム形式で覚えるといった自主学習もよいでしょう。
自学ノートに図や語呂合わせを書き込みながら復習するのもよいでしょう。また、「自分で植物を育てて観察する」「実際の雲と天気の変化を観察する」など、自宅でもできる自主学習は多くあります。
● 国語の自学ネタ
5年生にもなると、教科書の文章も読み応えのある内容になります。作文でも正しい文法や表現を要求されるようになるため、読解力や文章力、語彙力を身につける学習がおすすめです。たとえば、語彙力を高めるために「二字熟語・三字熟語・四字熟語を調べる」「類義語や反対語をセットにして書き出す」などの学習方法が挙げられます。そのほかに、「敬語・謙譲語・尊敬語を覚える」などの自主学習も効果的です。
● 算数の自学ネタ
小5の算数では、「割合」のほかにも「約数と倍数」「比例」「速さの公式」「図形の体積」など、中学校以降の学習の基礎となるような内容を学びます。つまずいている内容をまとめたり、数の概念や計算に慣れたりするための自主学習がおすすめです。とくに比例や割合などは概念が少し難しく、授業や宿題だけでは十分に理解しきれない場合もあります。このようなときは、詳しく解説している動画などを見てから練習問題に取り組むのも有効です。
● 社会の自学ネタ
5年生の社会では、日本の産業を分野別に学習します。学ぶ範囲が全国に広がるため、行ったことのある都道府県を選んで、その地域の特産品や伝統行事を調べてみるなどの自主学習がおすすめです。また、5年生では世界地図も学びます。そのため、興味のある国の成り立ちを調べる、世界の大陸や国旗などをゲーム形式で覚えるといった自主学習もよいでしょう。
● 理科の自学ネタ
小5の理科では、「植物のつくり」「磁界」「固体・液体・気体」など、暗記しなければならない内容や用語が増えてきます。苦手な分野が出てきやすいため、ただ暗記するのではなく、自分なりの覚え方を見つけられるよう探す力を養うことが大切です。自学ノートに図や語呂合わせを書き込みながら復習するのもよいでしょう。また、「自分で植物を育てて観察する」「実際の雲と天気の変化を観察する」など、自宅でもできる自主学習は多くあります。
6年生は小学校の総まとめです。自学ノートを使って小学校で学ぶ内容に取りこぼしがないことを確認しつつ、中学校に向けて学ぶ意欲を高めていける取り組みをします。
読書の習慣を身につけると中学生や高校生に向けて国語力を高めやすくなるので、感想文なども定期的に取り入れるのもよいでしょう。
自学では苦手克服だけでなく、得意な分野を深める内容もおすすめ。数学雑誌のクイズや中学受験の過去問などから興味のある問題にチャレンジしてみると、勉強への意欲が高まる可能性があります。
● 国語の自学ネタ
抽象的な語彙が増える小6では、自学ネタとしてことわざや慣用句、故事成語を学ぶのがおすすめです。教科書はもとより、本やテレビに出てきたことわざの意味を調べ、ことわざを使った例文を考えるなどの学習で理解と応用力を高められます。読書の習慣を身につけると中学生や高校生に向けて国語力を高めやすくなるので、感想文なども定期的に取り入れるのもよいでしょう。
● 算数の自学ネタ
「図形の面積の計算」は、小学校の算数での学びを駆使する応用力を高めるテーマです。また、グラフや比率など抽象的な内容も学ぶので、苦手な分野を残さないように自学ノートで振り返りを行いましょう。自学では苦手克服だけでなく、得意な分野を深める内容もおすすめ。数学雑誌のクイズや中学受験の過去問などから興味のある問題にチャレンジしてみると、勉強への意欲が高まる可能性があります。
● 社会の自学ネタ
小6になると歴史が学習範囲に入ってくるため、「昔の人の生活について調べる」といった自学ネタが選択肢に入ってきます。ひとつの時代・出来事について掘り下げたり、たとえば「条約」など題材を決めて歴史的な移り変わりを調べたりすると、「自分で発見した」という手ごたえを得られるでしょう。子どもに好きな偉人や戦国武将がいるなら、その生涯をまとめるといった自主学習もおすすめです。● 理科の自学ネタ
5年生の自学で取り組んできた苦手分野の克服に加え、6年生では興味を持てる分野を追究するのがおすすめです。昆虫が好きなら、図鑑を使って「昆虫の生態」や「食物連鎖」について調べるとよいでしょう。工作や機械などが好きなら「テコの原理」を利用した工作や、「光電池の仕組み」を自学ノートにまとめてみるなどの自学ネタが向いています。● 英語の自学ネタ
英語は、まず単語をインプットすることから始まります。自分が日常的によく使う表現を英語でまとめたり、曜日や月、数字、色、動物、食べ物、身近なものなどをも英語に置き換えたりするのがおすすめです。一定の英単語を覚えられたら、動画などを使った聞き取り・書き取り・発音の練習を進めるのもよいでしょう。また、表紙に丈夫で軽量なクラフト表紙を使ったおしゃれなデザインも『スパイラルノート ベーシック』の特長。ちょっと大人っぽいノートなので、使うときにワクワク感が高まり、自主学習へのモチベーションも保ちやすいでしょう。スパイラルノートのリングの端は、ワイヤで怪我をしないよう丸まっており、小学生でも安心して使用できます。各ページには切り取りミシン目が施されており、ミシン目に沿ってきれいに切り離すことも可能。とくに保存したいページは、切り取ってファイリングできます。
苦手分野のまとめや図解、暗記、得意分野の調べものといった学習には、用紙の種類が豊富な『マルマンルーズリーフ』がおすすめです。マルマンのルーズリーフシリーズは横罫・無地・方眼罫のほか、音楽罫・英習字罫・暗記罫・復習罫などもあります。
たとえば方眼罫は、図解や理科や算数の図形やグラフ作成の際に便利。暗記罫は左に単語を、右に意味を書き込めるようになっており、付属の暗記シートで赤系の色ペンで書いた箇所を隠せます。復習罫には要点のまとめや追記を書き込めるスペースなどがあり、疑問や間違えやすいポイントなども記載可能です。
ルーズリーフを挟み込むためのバインダーも種類が豊富なので、使いやすくて見た目も気に入るバインダーを探せます。
小学校低学年までとは異なり、4年生から5年生、6年生にかけては授業の範囲が広がり、学びの難易度が高まります。中学受験に関連する内容も増えてくるため、「自主学習を楽しく習慣化すること」が重要です。マルマンのお気に入りノートやルーズリーフを使えば、能動的に自学ネタを探し、学びに向き合えるかもしれません。これから自主学習の習慣をつけさせたい親御さんは、ぜひマルマンのノートをお役立てください。