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バインダーの使い方は「ノートを取る」だけではない?選ぶポイントもご紹介!
バインダーを使い始める前に大切なのが、目的や希望の使い方に合ったバインダーを選ぶことです。ちょっとしたメモを取るために、大きなサイズのバインダーを持ち歩くのは避けたいですよね。ここでは「使う目的」「使う頻度」「デザイン・機能」の3つの側面から、バインダー選びのポイントをご紹介していきます。
● 授業や試験勉強で使うならB5サイズやA4サイズがおすすめ
学校で使われるノートはB5サイズが主流となっているため、バインダーでもB5サイズを選ぶ人が多いです。B5サイズであればカバンにも入れやすく、板書の書き写しや問題集の回答を書き込むのにも十分なスペースがあるので、学校や勉強に適したサイズといえるでしょう。「余裕をもって文字や図形などを書きたい」という場合は、B5サイズよりも記入スペースが広くなるA4サイズもおすすめです。学校でA4サイズのプリントが配布されたとしても、折らずにクリアポケットに入れて一緒に管理できるのもメリット。さらに、B5サイズの配布プリントを折らずにA4のルーズリーフに貼れば、ポイントを書き込める余白スペースも増えて便利です。
● メモ帳として使うならミニサイズのバインダーが便利
学校や職場でのメモ帳としてバインダーを使うなら、持ち運びに便利なミニサイズがおすすめです。コンパクトなサイズを活かせば、メモ帳としてはもちろん気軽に取り出せる単語帳としても使えます。パソコンのキーボード手前の狭いスペースにも置けるので、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。● 仕事で資料を保管したいならA4サイズ
ビジネスシーンでは、作成・配布される資料はA4サイズのものが多いです。そのため、バインダーで資料を管理・保管する場合はA4サイズを選ぶとよいでしょう。A4サイズのクリアポケットに資料を折らずに入れられるのはもちろん、A3サイズの用紙でもふたつ折りにすればきれいに収まります。● 毎日持ち歩くなら軽量性を、保管用なら耐久性を重視
毎日持ち歩くのであれば、軽量のプラスチック製バインダーがおすすめです。バインダーの厚みによっても重さが変わってくるため(ルーズリーフをはさむ枚数によって変わる)、軽さを追求するなら薄くてリングもプラスチック製のものを選びましょう。基本的に持ち運ばない保管用のバインダーであれば、収納枚数が多く耐久性のある厚手のバインダーがおすすめ。長い期間保管することを踏まえると、リングは丈夫な金属製のものが好ましいです。
● 頻繁に中身を変えるなら、リングが開け閉めしやすいものを選ぶ
ルーズリーフなどを留めるリングにも、金属製やプラスチック製、タブでロックするものやスライドして開閉するものなど、さまざまな種類があります。ルーズリーフやクリアポケットを頻繁に抜き差しするなら、リングが開閉しやすいものを検討してみましょう。スライドするタイプは片手で簡単にリングを開けられて便利です。● 豊富な種類から選びたいならプラスチック製がおすすめ
プラスチック製のバインダーはデザインの種類が豊富で、カラーバリエーションが複数用意されているケースが多いです。豊富な選択肢から選びたい人は、プラスチック製のバインダーから探してみましょう。本革・合皮素材と比較するとお手頃な価格で購入できる点も魅力です。● 本革・合皮素材は高級感があって大人っぽい見た目
プラスチック製のバインダーと比較すると高価ですが、表紙素材が本革・合皮素材のバインダーは高級感があり、ビジネスシーンとの相性も抜群です。素材が丈夫で耐久性があるので、長年使い続けることを前提としているなら、本革・合皮素材も検討してみてください。● バインダーの機能面もチェック!
バインダーによっては表紙の裏側にカードなどを収納するポケットがついていたり、ペン掛けが備えられていたりします。また、最初からインデックスなどのアクセサリー類が付属しているバインダーもあるため、購入時には機能面にも注目してみましょう。もし機能が備えられていなかったとしても、後からアクセサリーを組み合わせられるのがバインダーの魅力です。・インデックスが付属しているか・検索しやすいか
・リングがロックできるタイプか
・ルーズリーフの収納枚数
・カードやペンを収納できるポケットなど、特別な機能があるか
さまざまなプリント類の保管用としても、バインダーを活用できます。プリントはクリアポケットに入れてバインダーにはさみ、インデックスで科目ごとに仕分ければ後から探したり見直したりするときにも便利です。
また、登下校時は袋に入った状態のルーズリーフのみ持ち歩いて、記入したルーズリーフを家に帰ってからバインダーにはさんで整理する、といった方法もあります。登下校の際に少しでも荷物を減らしたい場合は、バインダーを家に置いて授業ノートの「管理・保管用」として使ってみてもいいでしょう。そうすれば、その日使う枚数のルーズリーフだけ持ち歩けばいいので、さらに持ち歩きやすくなります。
インデックスやクリアポケットなど、アクセサリー類を一緒にはさめるのがバインダーのメリット。なかにはふせんやクリップなどの小物を入れられるファスナー付きのポケットリーフがあり、ペンケースとして使えるアクセサリーもあるなどラインアップが豊富です。それらアクセサリーを組み合わせれば、「プリント用ファイル」「ペンケース」「小物入れ」「筆記ノート」すべての用途に対応したオールインワンアイテムとして、バインダーを便利に活用できます。
● 勉強手帳とは?
勉強手帳とはその名の通り、勉強のスケジュールを管理するための手帳のことです。1日に取り組む勉強の内容や問題の量など勉強計画をスケジュールに書き込んで、目標達成までのステップを見える化。そうすることで勉強の効率化やモチベーションアップにもつながります。● 手帳として持ち歩くならA5サイズやミニサイズがおすすめ
勉強手帳を毎日持ち歩くなら、A5サイズやミニサイズのバインダーを選ぶと携帯しやすくて便利です。また、スケジュールを書き込むなら「ダイアリー罫」というマンスリーやウィークリーのカレンダーになった罫線タイプを選びましょう。メモを多く書き込むページが欲しい場合は、横罫のルーズリーフを多めにはさむこともできます。バインダーにはさむルーズリーフには、「スクラップリーフ」というスクラップに便利な竹紙を使ったものもあります。バインダーにスクラップリーフをはさんで、写真や雑誌の切り抜きを貼ったり、マーカーやマスキングテープなどで装飾したりして、スクラップを楽しむことができます。友達との思い出をまとめたスクラップ帳としてバインダーを使ってみてもいいでしょう。
「うっかり落とした拍子にリングが外れて、中身がバラバラになってしまった」ということがバインダーでは起こり得ます。再び整理し直す手間が出てきてしまうだけでなく、重要な資料を紛失してしまうことにもつながりかねません。
バラバラになってしまうのを避けるためには、しっかり閉じる金属製のリングや、ロック機能が付いているリングのものを選ぶとよいでしょう。また、大事なプリントなどはクリアポケットに入れておくと、万が一落としても汚れずに済みます。
バインダーはサイズによってリングの数が異なります。バインダーのサイズに対応したルーズリーフを選べば、基本的にリングの数に対応した穴数になっています。ただし、システム手帳のリフィルは6穴になっていたりするため、誤ってA5バインダー用にA5サイズの6穴リフィルを購入してしまうと、はさめず無駄になってしまうため注意が必要です。