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フォトアルバムを手作りしよう!おしゃれな作品の作り方やアレンジのコツは?
デジタルカメラやスマートフォンの普及により、一昔前よりも手軽に撮れるようになった写真。近年では、データを選ぶだけですぐに好きなサイズ・仕様の紙にプリントしたり、編集して製本したりできるフォトブックサービスも増えています。こうしたフォトブックサービスは便利な一方、「自分らしさ」や「手作り感」という点でもの足りなさを感じている人もいるでしょう。
「日常の風景や旅行先のワンシーンなどを使って、おしゃれなアルバムを自作したい」
「子どもの成長記録を手作りのアルバムにまとめ、地方にいる親にプレゼントしたい」
そんなときは、ハンドメイドのフォトアルバム作りに挑戦してみましょう。時間と手間がかかるぶん、独自性が高い“オンリーワン”な作品に仕上がります。手作りした時間はこれからずっと思い出として残っていくでしょうし、アルバムに込めた想いやこだわりは、プレゼントを受け取った親御さんにもきっと伝わるはずです。
この記事では、ハンドメイドのフォトアルバム制作に必要なもの、作り方やこだわりたいポイント、アレンジのアイデアについてご紹介します。
● 黒台紙(粘着台紙)タイプ
フィルムを剥がし、その下に写真などを挟み込むタイプのアルバムです。のりがいらないため加工や装飾が容易な反面、フィルムを被せるため凹凸があるものはきれいに仕上がりません。● クラフト台紙タイプ
フィルムがなく、台紙に写真や装飾パーツを直接貼っていくタイプのアルバムです。のりなどで「貼る」というひと手間が必要ですが、そのぶん立体的な装飾もきれいに残せます。立体的なデコレーションにこだわりたい人は、クラフト台紙タイプを選ぶのがいいでしょう。● ポケットタイプ
あらかじめ備えつけられた透明なポケットに、写真を差し込んでいくタイプのアルバムです。写真の出し入れが簡単なので、多くの写真を整理したい人におすすめですが、装飾にはあまり向いていません。● のり
クラフト台紙タイプのアルバムを選んだ場合は、忘れずに準備しておきましょう。液体のりやスティックのりよりも、ムダな凸凹が出にくいテープのりがおすすめです。● ハサミ・カッター
まずは基本の道具として、スタンダードなハサミを準備しておきましょう。さらに定規とカッターがあれば、直線のカットも美しく仕上がります。フォトアルバムのテイストによっては、“ギザギザ”や“なみなみ”(ウェーブ)など切り口の形状に変化がつけられるハサミがあるとよいでしょう。● ペン
黒などのスタンダードな色に加えて、黒台紙などの暗い背景に映える金、銀、白などがあると便利です。プリントした写真にも描けるものかどうか、購入前に確認しておきましょう。● シール
フォトアルバム用に使いやすい吹き出し型デザインのものや、見出しとして使えるものも販売されています。そのほか、小さめのシールがあればちょっとした隙間を埋められるので便利です。● 色紙や画用紙
色紙や画用紙は、写真の下に貼って「縁取り」として利用できます。切り抜いたり、イラストを描いたりして、そのまま隙間に貼るのもおすすめです。● マスキングテープ
写真のフレームや装飾として利用できます。ハサミを使わず手でちぎって、おしゃれ感・ハンドメイド感を演出するのもよいでしょう。リボンや旗のようにして貼っても、かわいらしく仕上がります。あらかじめフォトアルバム全体のテーマを決めておくと、完成度の高い仕上がりを実現しやすくなります。「赤ちゃんが生まれるまで」「小学校入学までの軌跡」「愛犬との日常生活」「親子三世代旅行の思い出」など、全体の軸となるテーマを考えましょう。また、「おしゃれなアルバム」といっても、スタイリッシュなものからかわいらしいものまでテイストはさまざま。テーマと一緒にテイストも決めておけば、アルバムやデコレーショングッズの選択も迷いません。
「どの写真がいいかな」と選ぶ前に、あらかじめ全体の構成を考えておきましょう。そのほうが、使いたい写真にあわせてその場その場で作っていくよりも完成度が高くなります。カレンダー仕立てで時系列順に並べたり、旅行先やイベントなどのシーン・場所で分けたり、ランキング形式でまとめたり……。子どもが複数いる場合は、「上の子メイン/下の子メイン」などパートを分けるのも手です。
同じような写真ばかりだと全体のストーリーが単調になりがちです。写真に変化をつけることで、フォトアルバムはよりおしゃれに仕上がります。写真の大小はもちろん、映り方もさまざまなものをピックアップしましょう。人物メインのアルバムに風景や食べ物の写真を採用したり、あえて顔が写っていない足元の写真を使ったりすると、メリハリがつきます。
一つひとつの写真を加工しておくと、フォトアルバムがよりおしゃれになり、ハンドメイド感も増します。スマホアプリなどを使って手軽に加工できるので、「ヴィンテージ風」「チェキ風」などさまざまなテイストに挑戦してみましょう。統一感を重視するなら同じような加工を、逆ににぎやかにしたいならあえてバラバラな加工にするのも有効です。加工した写真を切ったり飾ったりすることで、人の手が入った温もりのある仕上がりになるでしょう。
アルバムの手作り感やオリジナリティに大きく影響するのが、コメントです。コメントは写真だけでは伝わらない情報を相手に伝えてくれるだけでなく、「喜び」や「楽しさ」もプラスしてくれます。「いつ」「どこで」「誰と」などの基本情報に加え、作り手の想いや「そのときどんなことを考えていたのか」「どんなエピソードがあったのか」などを交えて書いていきましょう。子どもの成長記録として、身長、体重、できるようになったことなどを残しておくのもおすすめです。
『メイクワンズデイ』の表紙は紙素材。文字やイラストを入れるのはもちろん、切ったり穴を開けたりといった加工やデコレーションも簡単です。一部を切って下の写真がのぞくようにしたり、開けた穴にリボンをとおして結べるようにしたりと、デザインの幅がぐっと広がります。
また、表紙は手触りがよいだけでなく、カラーも「レッドエンジ」「グリーン」「ベージュ」と味わい深いものばかり。製品本来の温もりが加工・装飾によるハンドメイド感とマッチして、より素敵なフォトアルバムに仕上がります。
『メイクワンズデイ』が使いやすい理由は、縦97mm、横152 mm、幅18 mmという、手になじむサイズ感にもあります。そのため、玄関やリビング、本棚のあいたスペースなど、飾る場所を選びません。プレゼントとして贈っても相手に保管場所で困らせることはなく、いつでも気軽に手に取ってもらえるでしょう。
フォトアルバムの自作には時間がかかるものですが、『メイクワンズデイ』のサイズ感なら、デコレーションやデザインにこだわってもさほど時間はかからないでしょう。バインダー形式で中身を増やせるため、写真を追加したい人にも便利。「子どもと一緒にアルバムを見たい」というニーズにも、手に取りやすい小ぶりなミニバインダーがピッタリです。
ルーズリーフミニに使えるリーフには、以下のような種類があります。
スクラップリーフは切り貼りに適した竹素材の紙でできたリーフで、『メイクワンズデイ』に最初から10枚セットされています。フォトアルバムにプラスしたい要素に合わせて、その他のリーフの購入も検討してみましょう。たとえばファスナー付ポケットを足せば、貼りきれない思い出の小物を一緒に保存しておけます。