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「タスク管理がうまい人」の共通点とは?ノートを使って生産性を上げよう
自身が任されている業務は、基本的になんらかのプロジェクトに関係しています。そのため、前後の工程を含めプロジェクト全体を把握していないと、タスクの期限、優先順位などを正しく判断できません。タスク管理がうまい人は自身の領域だけでなくメンバーの作業内容やスケジュールなども理解し、「全体最適」を意識しています。
タスク管理が上手な人は、つねにタスクを洗い出し、リストなどで可視化したうえで整理しています。タスクを可視化すると、その日(あるいはその週)にやるべきことを確認でき、作業の優先順位をつけやすくなるからです。
すべてのタスクに対して納期や全体の進捗などに応じた明確な優先順位をつけているのも、タスク管理がうまい人の特徴です。優先順位を決めておくことで、「今行うべき作業」に集中できるでしょう。
スケジュールを策定するにあたって大切なのは、「タスクの処理にどれくらいの時間を要するか」を見積もったうえで締め切りに間に合わせることです。タスク管理がうまい人は、それぞれのタスクが完了するまでにかかる時間を正確に把握できており、そこから逆算して予定を立てています。
タスクの処理時間を事前に把握し、そこから逆算して作業に取り組んだとしても、「クライアント都合」「前工程の進捗が思わしくない」「天候の関係で開催できない」など、すべてが予定どおりに進むとは限りません。タスク管理がうまい人は、不測の事態に備えてスケジュールを組んでいます。あらかじめスケジュールに余裕を持たせておけば、どんなときも柔軟に対応できるでしょう。
「タスクを効率よく管理したい」「タスク管理のレベルを上げたい」という方は、フレームワークを活用してみましょう。ここでは、代表的なフレームワークの概要と具体的な使い方について解説します。
時間管理と優先順位づけのためのフレームワークです。この名称は、アメリカ第34代大統領であるドワイト・D・アイゼンハワーによる「私の問題には『緊急』と『重要』の2種類がある。『緊急』のものは『重要』ではなく、『重要』なものは『緊急』ではない」という演説に由来するのだとか。このフレームワークでは、タスクを4つのカテゴリーに分類するのが特徴です。
・重要度が高く、かつ緊急度も高いタスク→第1象限
・重要度は高いが、緊急度は低いタスク→第2象限
・重要度は低いが、緊急度は高いタスク→第3象限
・重要度が低く、かつ緊急度も低いタスク→第4象限
・重要度が高く、かつ緊急度も高いタスク→第1象限
・重要度は高いが、緊急度は低いタスク→第2象限
・重要度は低いが、緊急度は高いタスク→第3象限
・重要度が低く、かつ緊急度も低いタスク→第4象限
事象を詳細に分解していき、論理立てて問題の原因や解決策を考える、ロジカルシンキングのためのフレームワークです。分解するときに書き出す図表を、枝分かれしている樹木にたとえているためロジックツリーと呼ばれています。
PERT(パート)図は、業務の流れや所要時間を図式化し、スケジュールを管理するためのフレームワークです。
タスク管理がうまい人の多くは、ノートを使ってToDoリストを作成・更新しています。ToDoは「やるべきこと」を意味する言葉で、期限がある作業を「タスク」、期限がない作業を「ToDo」と分けるケースが一般的です。
まずはやるべきことをすべて洗い出してリスト化し、そのなかから期限が決まっているタスクを抜き出してスケジュールを組んでいきます。リスト化によって自分の仕事量が明確になり、優先順位もつけやすくなるからです。新たに作業が発生した場合は、その段階ですぐリストに加えます。
まずはやるべきことをすべて洗い出してリスト化し、そのなかから期限が決まっているタスクを抜き出してスケジュールを組んでいきます。リスト化によって自分の仕事量が明確になり、優先順位もつけやすくなるからです。新たに作業が発生した場合は、その段階ですぐリストに加えます。
「タスクの内容ごとに文字色を変える」「自分なりの略語を決める」など、書き方のルールを確立しておくとノートを使ったタスク管理も効率化しやすくなります。
タスク管理方法としては、「バレットジャーナル」というノート術が役立ちます。バレットジャーナルとは、文章ではなく「・」(バレット)を使ってタスク、アイデア、目標などを箇条書きしていく手法のこと。情報を整理しやすく、記憶に定着しやすいといったメリットがあり、タスク管理に適しています。
バレットジャーナルについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「バレットジャーナル」とは?書き方やコツ、タスク管理に便利な文具も紹介!
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バレットジャーナルについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
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タスク管理がうまい人は、つねに先を見据えています。プロジェクトを中長期的な視点で進めていくには、ある程度先まで予定を決めておく必要があるからです。自身のタスク管理を考える際には、1カ月先くらいまでの予定を立てておきましょう。タスクは時間の経過とともに発生したり完了したりするため、前後の流れをしっかり把握しておくことも大切です。
仕事ができる人は、うまく手帳を使いこなしています。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
仕事ができる人の手帳の中身とは……気になる手帳術や、書き方・選び方を解説
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「ニーモシネ」は「書くこと、考えること」に寄り添い、「仕事を創造的にすること」をテーマに掲げるマルマンのノートブランド。2004年の誕生から、20年の歴史を持つロングセラー製品です。働き方や働く人の多様化が加速している時代に合わせて、「仕事に真剣に取り組むすべての人」のためのブランドへと進化しています。
今回ご紹介する『ジャーナル』は、ニーモシネブランドの新製品です。
今回ご紹介する『ジャーナル』は、ニーモシネブランドの新製品です。
『ニーモシネ ジャーナル』の用紙には、縦罫のあるコンテンツページとメモリ入り5mmドット方眼罫の2種類を採用。5mmドット方眼罫には、文字はもちろん図解や表、イラストなども描きやすいのが特長です。タスク管理のフレームワークを使って図解や表を描くときも、5mmドット方眼罫を目安にすると大きさや位置をきれいにそろえられます。
紙には鉛筆やボールペン、万年筆などに適した厚手のオリジナル筆記用紙を採用しており、書き心地も抜群です。
さらに、しおり紐(2本)と紙ポケットをとり入れているのもうれしいポイント。ノートにしおり紐をはさんでおけば目的のページをさっと開きやすく、紙ポケットは付箋などの小さなメモを収納するのに便利です。
タスク管理の精度を高めるには、自分に合った方法を見つけることが大切です。この記事で紹介したタスク管理がうまい人の考え方やノート活用術を参考に、「生産性が高まるタスク管理方法」を探してみてはいかがでしょうか。
タスク管理を効率化するアイテムとして手帳やノートをお探しの方は、マルマンの『ニーモシネ ジャーナル』を選択肢のひとつに加えてみてください。
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