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暗記ノートを効率的にまとめるには?自己流を脱却し、勉強の効率をUPする方法
「復習罫」「暗記罫」「サポート罫」の3タイプの罫線があり、「復習用」「暗記用」など、用途に合わせて選ぶことで効率的に学習を進められます。また、「暗記罫」「サポート罫」はルーズリーフのみですが、「復習罫」はルーズリーフとノートの2種類から選べます。
『スマートレビュー』の用紙には、「書きやすさ」を追求したマルマンオリジナルの筆記用紙を使用しています。ノートづくりに欠かせないマーカーやペンなどさまざまな筆記用具との相性も抜群で、インクのにじみや裏面への抜けもほとんどありません。
勉強をするなかで避けて通れないのが、英単語や歴史上の出来事・年号などの「暗記」ではないでしょうか。単語帳やスマホアプリなど、人によって暗記のために使うツールはさまざまですが、身近なノートを活用して暗記できる「暗記ノート」もおすすめです。まずは暗記ノートをつくるメリットから確認しておきましょう。
暗記ノートの作成には、効率的に暗記できる以外にもメリットがあります。以下では4つのメリットをご紹介します。
自分で要点をまとめるので学習内容をより深く理解でき、知識の定着にも有効! また、この作業を通して自分が「わかっていること」と「わかっていないこと」を切り分けられるため、理解度の確認や弱点の発見・克服にも役立ちます。
手書きの暗記ノートを活用すると、単に読むだけの学習よりも効果的に覚えられるうえに、忘れにくくなるというメリットがあります。
暗記ノートをつくっておくと、数冊のノートを持ち歩くだけでいつでもどこでも勉強できます。先に挙げた「ハイブリッド型暗記ノート」であれば、1教科あたりノート1冊でOK。教科書や参考書を広げなくても勉強できる「手軽さ」もポイントです。勉強へのハードルが下がり、モチベーションがアップしやすくなります。
● 自分の言葉で整理することで理解が深まる
暗記ノートをつくるときには「情報をまとめて自分の言葉で要約する」という作業を行うため、思考を整理しながら要点を理解できます。自分で要点をまとめるので学習内容をより深く理解でき、知識の定着にも有効! また、この作業を通して自分が「わかっていること」と「わかっていないこと」を切り分けられるため、理解度の確認や弱点の発見・克服にも役立ちます。
● 書くことで効率的に記憶に定着する
インプットした情報をノートに手で書くときは、「見る」と「書く」という動作を同時に行っています。この「書く」という動作で手の筋肉や運動神経を使うと脳が活性化し、記憶の定着をサポートしてくれるのです。このように筋肉や運動神経を使いながら覚えた記憶は「運動性記憶」と呼ばれ、一度覚えると長期間にわたって定着します。なお「声に出して覚える」も同様に運動性記憶の促進に効果的なので、覚えておいてくださいね。手書きの暗記ノートを活用すると、単に読むだけの学習よりも効果的に覚えられるうえに、忘れにくくなるというメリットがあります。
● 暗記ノートがあればいつでも勉強できる
待ち合わせや移動中などのすきま時間に勉強したくても、教科書や参考書といった重い教材をつねに何冊も持ち運ぶのは大変です。暗記ノートをつくっておくと、数冊のノートを持ち歩くだけでいつでもどこでも勉強できます。先に挙げた「ハイブリッド型暗記ノート」であれば、1教科あたりノート1冊でOK。教科書や参考書を広げなくても勉強できる「手軽さ」もポイントです。勉強へのハードルが下がり、モチベーションがアップしやすくなります。
暗記ノートには、大きく分けて3つの種類があります。いずれの暗記ノートも、記憶の定着に必要な「インプットとアウトプット」を同時に行えるため、より短期間かつ効率的に暗記を進められるでしょう。
まとめ型暗記ノートを作成する際のポイントは、「学んだ情報を誰かにわかりやすく教えるためにつくる」と意識すること。とくに歴史の学習では、図やイラストなどの視覚的要素を活用して出来事や原因を自身の言葉で物語風に説明すると、理解と記憶がより深まります。
具体的には、問題をノートに書き写し、間違えた理由や理解していなかった点をまとめます。このとき、解説を丸写ししてはいけません。自分の言葉で問題のポイントや解法を説明することが大切です。あわせて、自身の言葉で問題に対する模範解答を書き込みます。
授業中や学習中に重要な語句やポイントが出てきたら、その解説をよく読んで理解します。次にその語句やポイントを、「自分ならどのように説明するか」を考えてノートへ記載してください。最後に、その重要な語句やポイントが答えになる問題を作成します。
● まとめ型暗記ノート
教科書や授業で学んだ内容を要約し、整理しながら覚える形式のノートです。英語の文法や歴史で登場する語句の暗記などに適しています。まとめ型暗記ノートを作成する際のポイントは、「学んだ情報を誰かにわかりやすく教えるためにつくる」と意識すること。とくに歴史の学習では、図やイラストなどの視覚的要素を活用して出来事や原因を自身の言葉で物語風に説明すると、理解と記憶がより深まります。
● 問題集型暗記ノート
問題とその解答、解説をまとめた形式のノートです。このノートでは、自分が間違えた問題や解けなかった問題だけを集めるのがポイント。具体的には、問題をノートに書き写し、間違えた理由や理解していなかった点をまとめます。このとき、解説を丸写ししてはいけません。自分の言葉で問題のポイントや解法を説明することが大切です。あわせて、自身の言葉で問題に対する模範解答を書き込みます。
● ハイブリッド型暗記ノート
まとめ型と問題集型を組み合わせたタイプのノートです。学習内容をまとめると同時に、問題を解く力も効果的に身につきます。授業中や学習中に重要な語句やポイントが出てきたら、その解説をよく読んで理解します。次にその語句やポイントを、「自分ならどのように説明するか」を考えてノートへ記載してください。最後に、その重要な語句やポイントが答えになる問題を作成します。
【Step 1】ページの真ん中あたりにタテ線を引いて左右にスペースを分ける
【Step 2】左のスペースに英単語や年号を、右のスペースに対応する訳語や出来事などを記入する(あるいは左に訳語、右に英単語など使いやすい配置を選びましょう)
→片方のスペースに書く情報量が多くなりそうなら、左のスペース1/3、右のスペース2/3の割合にするなど調整しましょう。
【Step 3】タテ線で山折りにして右のスペースを隠しながら暗記する
→あるいは英単語や年号、人名など、覚えたいことを赤ペンで記入し、赤色のシートで隠しながら暗記するのもひとつの方法です。
【Step 4】覚えた単語や年号などにはチェックを入れる
【Step 2】左のスペースに英単語や年号を、右のスペースに対応する訳語や出来事などを記入する(あるいは左に訳語、右に英単語など使いやすい配置を選びましょう)
→片方のスペースに書く情報量が多くなりそうなら、左のスペース1/3、右のスペース2/3の割合にするなど調整しましょう。
【Step 3】タテ線で山折りにして右のスペースを隠しながら暗記する
→あるいは英単語や年号、人名など、覚えたいことを赤ペンで記入し、赤色のシートで隠しながら暗記するのもひとつの方法です。
【Step 4】覚えた単語や年号などにはチェックを入れる
暗記ノートをより効果的に活用し、学習効果を最大限に引き出すために、ノートづくりのポイントを押さえておきましょう。
・赤:暗記するべき単語やキーワード(暗記シートで隠せる)
・青:重要な内容
・黒: それ以外の内容
青がいいのは、ストレスの軽減や集中力・暗記力の向上といった効果があるとされているから。そのため、思考を整理したいときも、青ペンで書き出していく手法がおすすめです。
重要なポイントなどを書き込めるように、貼りつけたコピーの周囲には余白を設けておくのがポイントです。
またノートづくりに意識が向かってしまい、本来の目的である内容の理解や暗記の精度が下がってしまうかもしれません。
● カラーペンは最小限に
カラーペンを多用すると、どこが重要なのかがかえってわかりにくくなってしまいます。使う色は、赤と青の2色程度に抑えるのが理想です。・赤:暗記するべき単語やキーワード(暗記シートで隠せる)
・青:重要な内容
・黒: それ以外の内容
青がいいのは、ストレスの軽減や集中力・暗記力の向上といった効果があるとされているから。そのため、思考を整理したいときも、青ペンで書き出していく手法がおすすめです。
● 問題文、表、グラフはコピーして貼る
暗記ノートは、時間をかけずに効率よく作成することが重要です。手書きするのは覚えるべき内容のみにとどめ、暗記しない問題文、表、グラフ部分などはコピーを貼りつけましょう。重要なポイントなどを書き込めるように、貼りつけたコピーの周囲には余白を設けておくのがポイントです。
● 教科ごとに暗記ノートを分ける
暗記ノートは1教科ごとに1冊のノートを作成するのが鉄則! 複数の教科を同じノートにまとめると、どこに何を書いたかがわかりづらくなるからです。目的のページを探すのに時間をとられてしまい、学習効率が低下するおそれがあります。● ノートづくりにこだわりすぎない
暗記ノートは、きれいにまとめることが目的ではありません。自分が読み返したときに理解できればそれで十分です。ノートづくりにこだわって時間をかけすぎると、その分だけ学習時間が減ってしまいます。またノートづくりに意識が向かってしまい、本来の目的である内容の理解や暗記の精度が下がってしまうかもしれません。
● 余分なことは書かない
暗記ノートには、自分がわからないことや、覚えるべきことだけを記入しましょう。理解した、あるいはすでに暗記している内容を書く必要はありません。暗記ノートをつくる時間も短縮でき、覚えたい内容だけを集約した効率的な学習ツールをつくれます。『スマートレビュー』のなかでも、とくに暗記ノートとして活用しやすいおすすめアイテムを見ていきましょう。
「復習ノート」とはその名の通り、授業内容や塾で学んだことなどを復習のためにまとめ直したり、取り組んだ演習問題の内容やポイントを整理したりしたノートのことです。明確な定義があるわけではありませんが、「まとめノート」と呼ばれるものもこの復習ノートに含まれるでしょう。
「復習のためにまとめ直す」と聞くと、板書した内容を読み返しやすいようそのまま清書するようなイメージもあるかもしれません。しかし、復習ノートのポイントは、復習しやすいよう情報を自分なりに整理したり、要点をまとめたりする点にあります。
また、「整理する」「要点をまとめる」というアウトプットを繰り返すことで“記憶の定着”にもつながるなど、学習内容を見返しやすくなる以外のメリットもあるのです。
また、「整理する」「要点をまとめる」というアウトプットを繰り返すことで“記憶の定着”にもつながるなど、学習内容を見返しやすくなる以外のメリットもあるのです。
【Step 1】タイトルや日付を記入する
→タイトル(科目名や単元など)や授業を受けた日付、または演習問題に取り組んだ日付を記入します。
【Step 2】ページをブロック分けする(余白をつくる)
→「復習ノート」をつくる際は、板書や問題の内容を記入するスペースとは別に余白を設けるなど、ページをブロックに分けましょう。
【Step 3】箇条書きや図・イラストなどで簡潔にまとめる
→見返したときに要点がすぐ把握できるよう、自分なりに情報を整理して、授業内容や演習問題のポイントを箇条書き、あるいは図・イラストなどを活用して簡潔にまとめます。
【Step 4】気づいたことや疑問点、補足情報などを書き込む
→復習用にノートをまとめ直していると、新たな疑問や気づきなどが出てくるものです。そんなときは、忘れないように【Step 2】でつくった余白スペースに記入します。
【Step 5】自分なりに要約する
→最後にページ全体の内容を自分なりに要約したまとめ文を記入しましょう。
ポイントとなるのは学習内容をまとめ直すだけではなく、気づきや要約をしっかりアウトプットしていくこと。そして、そんな復習ノートに適した罫線こそ、『スマートレビュー』の「復習罫」なのです!
→タイトル(科目名や単元など)や授業を受けた日付、または演習問題に取り組んだ日付を記入します。
【Step 2】ページをブロック分けする(余白をつくる)
→「復習ノート」をつくる際は、板書や問題の内容を記入するスペースとは別に余白を設けるなど、ページをブロックに分けましょう。
【Step 3】箇条書きや図・イラストなどで簡潔にまとめる
→見返したときに要点がすぐ把握できるよう、自分なりに情報を整理して、授業内容や演習問題のポイントを箇条書き、あるいは図・イラストなどを活用して簡潔にまとめます。
【Step 4】気づいたことや疑問点、補足情報などを書き込む
→復習用にノートをまとめ直していると、新たな疑問や気づきなどが出てくるものです。そんなときは、忘れないように【Step 2】でつくった余白スペースに記入します。
【Step 5】自分なりに要約する
→最後にページ全体の内容を自分なりに要約したまとめ文を記入しましょう。
ポイントとなるのは学習内容をまとめ直すだけではなく、気づきや要約をしっかりアウトプットしていくこと。そして、そんな復習ノートに適した罫線こそ、『スマートレビュー』の「復習罫」なのです!
授業中にノートの取り方を工夫すれば、より効率的に要点をまとめやすくなるでしょう。こちらの記事でも“頭がいい人”のノート術を解説しています。気になった方は参考にしてみてくださいね。
「間違いノート」とは、テストや問題集などで間違えた問題のみをまとめたノートのことです。間違えた問題を反復して解くことで苦手克服につながるのはもちろん、苦手な問題に集中的に取り組めるため学習の効率化にもつながるでしょう。
【Step 1】タイトル(ページ・問題番号)を記入する
→「2学期中間テスト(10月13日) ①-3」や「問題集 P105 ②-1」など、実際のテスト用紙や問題集を後から参照できるように記録としてタイトルやページ番号を記載します。
【Step 2】間違えた問題と解答・解説を間違いノートに書き写す
→後から何度も取り組むことを踏まえ、問題や解答・解説は読みやすいよう丁寧に書き写しましょう。また、問題のすぐ隣に解答があると取り組む前に目に入ってしまうため、問題と解答はなるべく離して記入します。
※問題のコピーを切り取って「間違いノート」に貼り付けるのでも大丈夫です。
【Step 3】間違えたときの誤答と間違えた原因も記入する
→同じ間違いをしないためにも、誤答と間違えた原因を分析して記入します。
→「2学期中間テスト(10月13日) ①-3」や「問題集 P105 ②-1」など、実際のテスト用紙や問題集を後から参照できるように記録としてタイトルやページ番号を記載します。
【Step 2】間違えた問題と解答・解説を間違いノートに書き写す
→後から何度も取り組むことを踏まえ、問題や解答・解説は読みやすいよう丁寧に書き写しましょう。また、問題のすぐ隣に解答があると取り組む前に目に入ってしまうため、問題と解答はなるべく離して記入します。
※問題のコピーを切り取って「間違いノート」に貼り付けるのでも大丈夫です。
【Step 3】間違えたときの誤答と間違えた原因も記入する
→同じ間違いをしないためにも、誤答と間違えた原因を分析して記入します。
間違いノートに問題が溜まっていくと、次第に「間違えた問題」と「間違えなくなった問題」が混在し始め、管理が難しくなってきます。そんなときにおすすめなのが、ルーズリーフで管理すること。ルーズリーフならページの入れ替えができるため、「間違えた問題」と「間違えなくなった問題」を整理しやすいです。