大人の新しい趣味には絵がおすすめ！入門にぴったりなのは水彩画？鉛筆画？

「会社と家を往復するだけの毎日に物足りなさを感じる」
「休日はついダラダラしてしまい、気づいたら1日が終わっていた、ということがよくある」
「仕事や家事に追われて、空いた時間もそのことばかり考えてしまう」

このように生活にメリハリがつけられず、「毎日をもっと充実させたい！」と考える方も多いのではないでしょうか。毎日を充実させていくうえで、楽しくて夢中になれる“趣味”はとても効果的です。しかし、趣味を始めるにも十分な時間が取れなかったり、必要なアイテムが多かったりと、ハードルが高くてなかなか手を出せずにいる、というのもよくあること……。

そんな方は、大人の新しい趣味として「絵を描く」ことを始めてみませんか？　時間や場所にとらわれることも少なく、紙と鉛筆だけあればすぐにでも始められるなど、忙しい大人にもうれしい魅力が多くあります。

今回は、大人のみなさんに趣味として絵を始めるメリットや、暖かい季節におすすめの絵の楽しみ方、必要な画材などをご紹介していきます！

健康面にも効果的？大人が趣味で絵を始めるメリットとは

趣味を始められない、趣味が続かないのはなぜ？

スポーツや登山、釣りや音楽など、人気の趣味は多くあります。ほとんどの人が「○○が楽しそうだからやってみようかな」と想いを馳せた経験があるのではないでしょうか。しかし、趣味をいざ始めようと思ったものの、先延ばししてしまったり、一度手を出してそれで終わってしまったりすることがあります。その理由としては、次のようなことが考えられます。

【趣味を始められない・趣味が続かない理由】
・忙しくて趣味にあてる時間がない
・趣味を始めたり続けたりするのにお金が掛かり過ぎてしまう
・ルールや基礎知識など事前に覚えることが多すぎて手を出しづらい
・教室への申し込みや道具を揃えなければいけない、などハードルが高い
…etc.

ここで挙げた理由に該当する人も、もしかしたらいるかもしれませんね。費用や手間が掛かることにハードルの高さを感じ、重い腰が上がらないというケースはよくあること。特に普段仕事や家事に追われていると時間がなかったり疲れていたりして、そのハードルがより高く感じてしまうものです。

忙しい大人にこそおすすめしたい趣味！絵のメリットとは？

忙しい人やなかなか重い腰が上がらないという場合でも、絵には次のようなメリットがあるため、趣味として始めやすかったり、続けやすかったりします。

●　メリット1：好きな時間に好きなだけ絵を描ける

登山や旅行の場合、土日や連休などある程度まとまった時間がなければ行くのが難しいでしょう。また、英会話教室やスポーツクラブに通う場合はある程度時間が定められていることが多く、「今日は行けなかった……」ということもあるかもしれません。

絵はまとまった時間に描いてもいいですし、平日の夜眠る前に数分だけ練習することもできます。時間を問わず楽しめる趣味なのは、絵の大きな魅力と言えます。

●　メリット2：好きな場所で絵を描ける

絵の種類にもよりますが、絵を描くのにはそれほど場所を取りません。コンパクトなスケッチブックと鉛筆一本さえあればすぐにでも始められる趣味なので、家のなかで描くだけでなく、時には屋外で気軽に風景をスケッチすることもできます。画材を持ち運べば出張先や旅行先でも絵を楽しめるなど、場所に制限がない点もメリットです。

●　メリット3：ストレス解消や気分転換になる

忙しくなってきたり、仕事が上手くいかなかったりすると、帰宅後や休日につい仕事のことを考え続けてしまうこともあるでしょう。体を休めてはいるものの、仕事のことを考え続けることで次第にストレスが溜まっていく恐れもあります。そんなとき、絵を楽しむことに没頭できれば意識が描くことに集中し、ストレス発散や気分転換などの良い効果も期待できます。

絵から広がる大人の趣味！暖かい季節の野外スケッチのススメ！

絵はインドア・アウトドア関係なく始められる趣味でもあるため、春から夏にかけての外で過ごしやすい時期には、ぜひ「野外スケッチ」を楽しんでみてください。ここでは、野外スケッチの楽しみ方をいくつかご紹介していきます。

自然の多い場所でリフレッシュしながらスケッチ

近くに自然の多い公園や森林があるのなら、自然に囲まれて絵を描くのがおすすめです。開けた風景や花壇など、つい描きたくなるようなモチーフが自然には溢れており、何を描くか探し歩くだけでもおもしろいもの。また、絵を描く対象を探すことが草花の魅力に気づくきっかけにもなり、季節の変わり目もより感じられるようになります。

自然を身近に感じながら絵を描いているうちに、森林浴効果できっと気分もリフレッシュしますよ。

モチーフ探しで散歩しながらスケッチ

自然の多い場所はもちろん、モチーフ探しで街を散策してみるのも新しい発見があって楽しめます。

普段何気なく通っている道も、「描きたいものはあるかな」という視点で歩いていると、例えば「あの建物面白い形をしているな」「あの桜並木を歩いている親子が素敵だな」と気づけます。その場で描くスペースがあるならスケッチブックを開いて描き始めてもいいですし、写真で撮影しておいて家に帰ってからゆっくり描くのもいいでしょう。もしかしたら、モチーフ探しで散歩すること自体が、新しい大人の趣味になるかもしれませんね！

旅先の思い出をスケッチ

旅行に行くときにも、画材やスケッチブックを持参してみましょう。旅先の風景を絵に描くことで思い出が深まるだけでなく、絵葉書を描いて友人・知人にお土産として送ることもできます。また、「旅先の絵を描く」という目的があると、普段の旅行にさらなるワクワク感がプラスされて、旅をすることがもっと好きになる可能性もあります。

野外スケッチを通じて散歩や旅行といった新たな趣味が見つかれば、毎日がより充実してくるでしょう。暖かくて過ごしやすい季節には、ぜひ一度試してみてください！

趣味で始めるなら鉛筆画？水彩画？入門として始めやすい絵はある？

新しい大人の趣味として絵を始める場合に悩むのが、「どんな絵を描くのか」「どんな画材が必要になるのか」ということではないでしょうか。いつでもどこでも描けるのが絵の魅力ですが、画材を揃えることにハードルの高さを感じる人も多いかもしれません。

ここではどんな絵の種類があるのか一部ピックアップしながら、それぞれ必要になってくる主な画材をご紹介します。自身が「始めやすそう」「おもしろそう」と感じられる絵はどれか、参考としてぜひチェックしてみてください。

鉛筆画・色鉛筆画

その名の通り、鉛筆や色鉛筆を使って描く絵のことです。黒鉛筆のみでモノトーンの絵を描くこともあれば、色鉛筆を使って色彩豊かな絵を描くこともでき、揃える画材が少なく済む点も大きな特長と言えるでしょう。また、描いた線をティッシュなどでこすってぼかしを表現できるなど、扱う画材がシンプルながらとても奥が深い絵でもあります。

色鉛筆には「水彩色鉛筆」と「油性色鉛筆」があり、水彩色鉛筆であれば芯を水に溶かすことで水彩画のようなタッチで描くこともできます。

【使用する主な画材】
鉛筆／色鉛筆／スケッチブック／消しゴム・練り消しゴム／カッターナイフ　など

ペン画

ボールペンやミリペン、Gペンなどを使って描く絵です。ペンであれば緻密に描き込めるため、人物や風景など細部にわたって細かく描写してみたい人にもおすすめです。ペン画は黒一色というイメージもあるかもしれませんが、カラーインクと組み合わせて表現するのもひとつの方法です。ペン画も比較的少ない画材で描けるため、初心者の人でも始めやすいでしょう。

【使用する主な画材】
・ペン（ボールペン、ミリペン、Gペンなど）／インク／スケッチブック（ケント紙など）　など

水彩画

水彩絵具を水で溶いて描いていくことで、透明感のあるみずみずしい絵になります。絵具と水の量のバランスを調節すれば「にじみ」や「ぼかし」、ラフさのある「ドライブラシ」など、さまざまな表現を楽しめます。小学校や中学校で描いたことがある人も多いかと思いますので、絵の入門としてまずは水彩画を始めてみるのもいいですね。

【使用する主な画材】筆／筆洗い／水彩絵具／パレット／スケッチブック（水彩紙）／鉛筆／練りゴム／ティッシュ　など

水墨画

墨を使って描く絵のため、黒一色で描くのが特徴です（「顔彩」という絵具を使って色をつけることもあります）。濃淡や明暗を表現したり、にじみやぼかしなどを用いたりすることで独特の表現になり、黒一色にもかかわらず色調を感じられる絵になります。日本でも何百年も前から親しまれてきた、馴染みのある絵と言えるでしょう。

【使用する主な画材】
墨／硯（すずり）／溶き皿／筆／紙（和紙・画仙紙など）／下敷き／文鎮／筆洗い　など

油絵

「油彩」とも言いますが、油絵具を使って描く絵のことで、水彩絵具のように水で溶くのではなく、オイル（油）を使って溶きます。絵具を盛り上げて塗ることで重厚感のあるタッチや荒いタッチで描くこともできるなど、幅広い表現が可能である点は大きな魅力と言えるでしょう。また、油絵具は乾燥に時間が掛かり、絵具を拭って簡単に取り除くこともできるため、修正がしやすいというメリットもあります。

【使用する主な画材】
油絵具／画用液／ブラシクリーナー／筆／ペインティングナイフ／パレット／絵皿／キャンバス／イーゼル／鉛筆・木炭／練りゴム　など

大人の新しい趣味で絵を始めるなら “スターターキット”がおすすめ！！

好きな時間、好きな場所で描けるのが絵の魅力ですが、趣味で始めるときにつまずきがちなのが「画材選び」です。絵の種類によっては揃えるべき画材が多く、さらに種類も多いためどれを選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、画材がセットになった製品をまず試してみるのがおすすめです。特に初心者向けの「スターターキット」であれば、すぐにでも絵を描き始めるのに十分な画材が揃っています。

水彩画や色鉛筆画に興味がある人におすすめしたいのが、マルマンの「ヴィフアール水彩画スターターキット」と「ヴィフアール色えんぴつ画スターターキット」です。画家・野村重存先生が監修していて、初心者でも使いやすい国内外の有名メーカーの製品やマルマンの一押し製品を直接選定していただきました。そのため、これから絵を始めるという方も安心してお使いいただけます。

さらに、スターターキットの画材をオールインワンで収納できるコンパクトなポーチもセットに含まれているので、「野外スケッチ」で持ち運ぶときにも便利！　気軽にだれでも簡単に始められるコンパクトセットなので、大切な人へのプレゼントにもおすすめです！