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「サッカーノート」の書き方を解説!小学生・中学生の練習効果を高めるには
サッカーは戦略や戦術を練り、技術を磨き、プレーヤーが一丸となって勝利を目指すチームスポーツです。そんなチームの連携面や個人の成長を支える“情報資産”として活用したいもののひとつに、「サッカーノート」があります。サッカーノートは選手が自身の成長を確認するためのツールで、日本代表としても活躍した中村俊輔選手や本田圭佑選手をはじめ、「少年団やクラブ活動、部活動のなかでサッカーノートを使っていた」というプロ選手も多くいます。
しかし、サッカーノートは「ただ書くだけ」では完成しません。ノートを最大限活かすには、まず「どのように書くのか」「なんのために使うのか」を知ることが重要です。この記事では、サッカーノートの目的や書き方のコツ、おすすめの文具などをご紹介します。
サッカーノートには、「どんなプレーをしたのか」「どんな活躍ができたのか」などを書き留めていきます。たとえば、今日の活動でシュートの練習をしたとしましょう。そのときに、何回シュートを打って何回ゴールに入ったのかを書きます。シュートがうまくいかなかったときは、「左サイドの成功率が低かった」「蹴る瞬間に上体が倒れてしまった」といったように原因分析も追記するとよいでしょう。このような記録を毎日続けることで、自分のプレーのいい部分とそうでない部分が見えてきます。
日本代表でもプレーした中村俊輔選手や本田圭佑選手も、子どもの頃からサッカーノートをつけていたのだとか。サッカーノートを使って自分のプレーを見つめ直し、どうすればもっとうまくなれるかを毎日考えていたそうです。
日本代表でもプレーした中村俊輔選手や本田圭佑選手も、子どもの頃からサッカーノートをつけていたのだとか。サッカーノートを使って自分のプレーを見つめ直し、どうすればもっとうまくなれるかを毎日考えていたそうです。
サッカーノートを書くことで、反省すべき点を把握しやすくなります。小学生・中学生のプレーヤーがノートを通して自分の現状を知ることは、サッカーの上達に間違いなく役立つはずです。
●練習の質が高まる
サッカーノートを見ると、「自分がなにを練習したのか」「その練習にどんな手ごたえがあったか」「苦手なプレーはなにか」などがはっきりとわかります。その記録を見れば、自分の選手としての特徴(得意分野・苦手分野)を把握でき、次の練習でなにをすればもっと上達するのか、チームに必要とされるのかを考えられます。●行動を振り返る習慣がつく
サッカーノートを書くことで、自分の行動を振り返る習慣がつきます。自分のプレーを客観的に見る作業を継続するなかで、欠点を発見できる場面も少なくありません。「振り返り」は、どうすればうまくなれるかを考えるときに欠かせないステップです。●コミュニケーションツールになる
サッカーノートは自分で見るだけでなく、コーチや保護者とも共有できます。ノートを見てもらうことで、練習中や試合中に「自分がなにを考えているか」「なにを意識しながらプレーしているか」も細かく伝えられるでしょう。こうしたコミュニケーションを通して、コーチや保護者も適切なアドバイスを出しやすくなります。まずは、「サッカーを通してなにを達成したいのか」など、自分の夢や目標を書きましょう。このとき、大目標、中目標、小目標の3つに分けるのが書き方のポイントです。
たとえば、「都道府県のトレセン(選抜メンバー)に選ばれる」という夢を持っている場合、これが大目標にあたります。規模感としては、1~2年後を見据えた目標になっているとよいでしょう。中目標には、「リーグ戦で○分出場し、10ゴール以上決める」など、数カ月から半年スパンで達成したいことを書きましょう。小目標は「今週のすべての練習でシュート成功率80%以上を達成する」など、数日から週単位、数週間単位で達成したい内容を記載します。
このように、3つの目標を書くことで「自分がいま何をすべきか」が明確になります。目標を達成したら、その過程も書き留めておきましょう。それにより、自分の成長スピードや、どれだけレベルアップしたかに気づけるはずです。
たとえば、「都道府県のトレセン(選抜メンバー)に選ばれる」という夢を持っている場合、これが大目標にあたります。規模感としては、1~2年後を見据えた目標になっているとよいでしょう。中目標には、「リーグ戦で○分出場し、10ゴール以上決める」など、数カ月から半年スパンで達成したいことを書きましょう。小目標は「今週のすべての練習でシュート成功率80%以上を達成する」など、数日から週単位、数週間単位で達成したい内容を記載します。
このように、3つの目標を書くことで「自分がいま何をすべきか」が明確になります。目標を達成したら、その過程も書き留めておきましょう。それにより、自分の成長スピードや、どれだけレベルアップしたかに気づけるはずです。
サッカーノートには、その日の練習や試合のことも詳しく書きましょう。たとえば、どんな練習をしたのか、どれくらい成功率が高まったか、などです。試合ではどんなプレーができたのか、どんな結果になったのかなども情報も記載しましょう。
このとき、「うまくできなかった点」「どうすればもっとうまくできるのか」なども書き足していきます。「調子がよくなかった」など漠然ととらえるのではなく、「なぜ調子がよくなかったのか」や具体的な改善策をノートに書き続けることで弱点がはっきりするでしょう。その弱点をどのように改善するかまで考えることで、練習への取り組み方も変わってきます。
このとき、「うまくできなかった点」「どうすればもっとうまくできるのか」なども書き足していきます。「調子がよくなかった」など漠然ととらえるのではなく、「なぜ調子がよくなかったのか」や具体的な改善策をノートに書き続けることで弱点がはっきりするでしょう。その弱点をどのように改善するかまで考えることで、練習への取り組み方も変わってきます。
●サッカーノートに記載すべき「記録」とは?
サッカーノートには、練習や試合での記録をできるだけ細かく記載するようにしましょう。具体的には、練習時間、場所、天候、グラウンドコンディション、個人とチームの練習メニュー、自己採点などです。詳細な記載があると振り返りがしやすく、今後の改善点も明確になります。サッカーノートには、うまくできたことも、うまくできなかったことも、具体的に書くようにしましょう。誰を目標にしたか、プレーの瞬間になにを見ていたか、どんなことを考えていたか、そのプレーがどのような結果につながったのかなどを後から読み返したときに、自身の考え方やプレー判断などが正しかったのかを把握できるからです。
コーチにほめられたこと、注意されたこともできるだけ正確にまとめます。いわれたことを次の練習に生かしたり、自身の思考を整理したりすれば、練習や試合で迷いなくプレーできるようになるでしょう。
コーチにほめられたこと、注意されたこともできるだけ正確にまとめます。いわれたことを次の練習に生かしたり、自身の思考を整理したりすれば、練習や試合で迷いなくプレーできるようになるでしょう。
サッカーノートはプレーヤーである本人が自ら考え、自ら行動することを促すためのものです。保護者や指導者に強制されると、子どもは書くことに苦痛を感じ、途中で書くのを辞めてしまうリスクがあります。書かせるのではなく、子ども自身の「書きたい」「成長したい」という気持ちを大切にするのが、続けさせるコツです。
サッカーノートでは、失敗を反省するよりも「どうすれば改善できるか」について書くようにしましょう。反省点に関する記載が多いと、「ミスをしないように」という意識が強くなりすぎたり、落ち込んでやる気を失ったりすることがあるからです。改善にフォーカスすることで、自然と前向きに取り組めるようになります。
小学生の場合、年齢によっては文章で論理的にまとめるのが難しく、人によっては書くのが億劫になってしまうかもしれません。文章ではなく図解やイラストをメインに用いた書き方にすれば、記載や振り返りのハードルも下がるでしょう。図解やイラストは、イメージトレーニングにも役立ちます。
「サッカーノート」という名称ですが、別に「ノートでなければならない」ということはありません。小学生・中学生におすすめなのが、マルマンのバインダーとルーズリーフ。好きなサイズのバインダーとさまざまな罫線のルーズリーフを組み合わせられるので、書きやすく整理しやすいオリジナルサッカーノートをつくれます。インデックスを使えば試合と練習などで分けやすく、保護者や指導者にとっても見やすいのがメリットです。
サッカーノートは、プレーヤーの成長を促すための重要なツールです。目標を設定し、その日の練習や試合内容を詳細に書くことで、目標に向かって改善を続けることができるでしょう。小学生・中学生は、マルマンのバインダーとさまざまなルーズリーフを組み合わせて、自分だけのサッカーノートをつくってみてはいかがでしょうか?