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手帳のおすすめの書き方と活用アイデアを教えて!種類に合わせた使い方も解説
秋から冬にさしかかり、少しずつ1年の終わりが見えてきた今日この頃。「よりよい1年のために手帳を買おう」「来年は手帳を活用して計画的にすごしたい」など、新しい年に思いを馳せている方もいるでしょう。しかし手帳にはさまざまな種類があり、目的や使い方によって使い勝手は異なります。そのため、どんな手帳を選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、代表的な手帳の種類・タイプや参考にしたい手帳の書き方に関するアイデアをご紹介します。ビジネスで使いたいのか、家事や育児のToDoを効率的に管理したいのか、デイリーログをつけて自分の生活を振り返りたいのか――。「自分の目的に合わせた手帳探し」に役立ててみてください。
「自分の目的に合った手帳」を探すためにはまず、手帳の種類と特徴を知っておくことが大切です。はじめに、手帳の種類をタイプ別に見ていきましょう。
使いたい手帳の種類・タイプが決まっている方は、「参考にしたい手帳の書き方アイデア」をチェックしてみてください。
見開きでひと月のスケジュールを確認できる、カレンダータイプの手帳です。
週間タイプは、見開きで1週間または2週間のスケジュールを確認するタイプの手帳です。ここでは代表的な4つの形式をご紹介します。
マンスリーやウィークリーを組み合わせたタイプや1日単位で記載するデイリータイプなどもあり、さまざまな手帳の書き方・使い方が考えられます。
選んだ手帳を最大限に活用したいなら、手帳の書き方にも工夫が必要です。以下では手帳を使う目的とおすすめのタイプ、書き方のアイデアをご紹介します。
なお、以下の記事ではビジネスにおける手帳活用術を解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
仕事ができる人の手帳の中身とは……気になる手帳術や、書き方・選び方を解説
手帳を使う目的は、大きく「スケジュール管理」と「記録」に分けられます。
ビジネスなどの場面では、予定を効率的にこなすために「スケジュール管理」を目的として手帳を使うことが多いでしょう。スケジュール管理機能を持つ媒体を複数使用していると間違いが起きやすくなるため、一冊の手帳にまとめるのがおすすめです。
一方で、育児記録や学習記録、体調など毎日の変化や成果、その日に思いついたアイデア、出来事、感じたことなどを「記録」したいときにも手帳が役立ちます。記録をわかりやすくまとめておけば、あとから見返したときに状況を整理しやすいでしょう。料理のレシピやレシートを「記録」として残しておくという使い方も、おすすめのアイデアです。
ビジネスなどの場面では、予定を効率的にこなすために「スケジュール管理」を目的として手帳を使うことが多いでしょう。スケジュール管理機能を持つ媒体を複数使用していると間違いが起きやすくなるため、一冊の手帳にまとめるのがおすすめです。
一方で、育児記録や学習記録、体調など毎日の変化や成果、その日に思いついたアイデア、出来事、感じたことなどを「記録」したいときにも手帳が役立ちます。記録をわかりやすくまとめておけば、あとから見返したときに状況を整理しやすいでしょう。料理のレシピやレシートを「記録」として残しておくという使い方も、おすすめのアイデアです。
予定の数や内容の傾向によって、どんな手帳が適しているかは異なります。どの種類を選ぶにしても、わかりやすく間違いがないように記入でき、スケジュールをすぐに確認できるタイプの手帳がおすすめです。
複数人で仕事する機会が多い方は、ガントチャートタイプが使いやすいでしょう。自分のタスク進捗とチームメンバーの進捗を同時に把握するのに便利です。
●おすすめの手帳
変則的に予定が入るケースが多いなら、午前と午後が分かれているタイプやひと目で時間がわかる週間(ウィークリー)バーチカルタイプ、セパレートタイプがおすすめです。記入する際に時間帯を意識しやすいため、予定に遅れたりダブルブッキングしたりといったミスを減らせます。複数人で仕事する機会が多い方は、ガントチャートタイプが使いやすいでしょう。自分のタスク進捗とチームメンバーの進捗を同時に把握するのに便利です。
● 書き方のアイデア1:週間(ウィークリー)バーチカルタイプ
手帳を開いたとき、1日の「仕事」「家事」「遊び」といった予定の割合がすぐわかるようにしましょう。仕事の予定は青色、家事の予定は赤色、プライベートは黄色のマーカーを使うといった色分けをすると、1日のなかでどんな予定があるかを把握しやすくなります。なお、予定によってマーカーを使った書き方を変えてもよいでしょう。重要度が高い場合は枠をすべて囲う、そうでない場合はタイムラインの脇に矢印を書くなど、自分にとって一番見やすい方法を試してみてください。
空欄となっている箇所には、タスクを記載していきます。終了したタスクにチェックを入れたり罫線で消したりすると、残りのタスクをひと目で確認できて便利です。
● 書き方のアイデア3:その他
スケジュールを効率的に管理したいなら「一元管理」が基本です。しかし、1冊の手帳で仕事もプライベートも管理するとなると、こなすべき予定がどれなのか混乱してしまうかもしれません。スケジュール帳として使う場合は書き方のルールを決めておきましょう。たとえば仕事は黒、プライベートは青で記載し、イレギュラーな対応や緊急度の高い約束の場合は文字に赤で丸をつけるなど、視覚的にわかりやすい書き方をすると迷わなくなります。また、優先度にあわせて太いペンと細いペンを使い分けるのも有効です。
週間(ウィークリー)セパレートタイプや1日1ページタイプなどの比較的スペースに余裕がある手帳の場合は、「マス分け」も効果的です。スペースを3分割して「左は自分の予定、中央は夫(妻)の予定、右は子どもの予定」などとすると、より確認の面で使い勝手がよくなるでしょう。
逆に書くスペースに限りがある場合は、略語の使用やアイコン化が有効です。飲み会があるならビールのマーク(あるいはシール)をつけ、水泳の習いごとならSw(Swimming)と書くなど、ムダをそぎ落とす書き方を考えてみてください。「見やすい書き方」に統一することも重要です。
1日分の記載欄が大きいタイプの手帳を選ぶと、日々の記録がしやすくなります。手帳を見返したときに、細かな内容をたどれるように記入するのがポイントです。
記録を詳細に書きたい方には、1日あたりのスペースが広く取れる週間(ウィークリー)ブロックタイプや1日1ページタイプ、週間(ウィークリー)セパレートタイプがおすすめです。
勉強や資格試験の進捗記録なら、ガントチャートタイプや週間(ウィークリー)レフトタイプがぴったりです。メモ欄に疑問点や質問点などを書き込んでおけば、忘れることなくその週のうちに調べたり先生に聞いたりできるでしょう。
●おすすめの手帳
育児の様子やダイエットなどの健康状態、一言日記、趣味のメモといったデイリーログをつけるなら、マンスリータイプが便利です。狭いスペースでも1、2行程度の文章や数値なら問題なく書き込め、毎日同じ書き方をすれば変化を追いやすくなります。日々の収支や振込日、引き落とし日などを記載すれば、家計簿としても使えます。記録を詳細に書きたい方には、1日あたりのスペースが広く取れる週間(ウィークリー)ブロックタイプや1日1ページタイプ、週間(ウィークリー)セパレートタイプがおすすめです。
勉強や資格試験の進捗記録なら、ガントチャートタイプや週間(ウィークリー)レフトタイプがぴったりです。メモ欄に疑問点や質問点などを書き込んでおけば、忘れることなくその週のうちに調べたり先生に聞いたりできるでしょう。
● 書き方のアイデア1:月間(マンスリー)タイプ
マンスリータイプなら、ひと月の予定を視覚的に把握しやすくなります。まずは休日をマーカーで囲み目立たせましょう。どの日が「オン」で、どの日が「オフ」なのかがひと目でわかります。余白には「市役所に行く」「企画書を提出する」といったようにTodoリストを記載しましょう。仕事とプライベートの予定は色分けしておくと、手帳を開いてすぐ感覚的に把握できます。完了したらそのつどチェックを入れておくと、「対応済み/未対応」が明確になるでしょう。
マンスリータイプは「お金の把握」にも役立ちます。ブロックの一番下の段にその日使った金額を記載しておけば、お金を使い過ぎた日とそうでない日が一目瞭然。少し使い過ぎたら黄色、すごく使い過ぎたら赤色の丸を書いたりシールを貼ったりすれば、セルフチェック用のツールとして機能します。
● 書き方のアイデア2:週間(ウィークリー)レフトタイプ
左側のウィークリーページには、時間ごとの予定やTodoを記載します。右側のページはいわば「自由記入欄」なので、趣味や家事のことを自由に記入してみましょう。思ったこと・感じたことを一言日記で表現するのもOK。ページを4つのスペースに区切って「仕事の記録」「趣味の記録」「家事や育児の記録」「ひと言日記」といったようにまとめるのもおすすめです。スペースをいくつに分けるかは自由。ページを縦半分に割って、左側に食事の記録を、右側に健康管理のデータをまとめるといった使い方もできます。
ただし、あまり細分化し過ぎると見にくくなってしまうので、その点は注意しましょう。
●書き方のアイデア3:その他
子どもの体重、自身の体脂肪率、1日の支出額、トレーニングで走った距離などは数値として記載できますが、なかには体調や1日の満足度など、可視化できない(しにくい)情報もあります。こうした数や量で表現できないものをあえて数値化してみるのも、手帳の有効活用につながる書き方のひとつです。たとえば、仕事で感じたストレスについて記録したとします。ある程度の基準を設けて「100点満点でどのくらいだったか」をスコアリングしてみれば、自分を客観視することができます。毎日つけていくうちに、「どういったときにストレスが強かったか」という傾向や、「どうすればストレスを減らせるか」といった対策も見えてくるはずです。細かく数値化するのが煩わしい場合は、「○」「△」「×」といったマークに置き換えてもよいでしょう。
「優先順位をクリアにしてから仕事に取りかかりたい」という場合は、マインドスイープとよばれる書き方を試してみてください。マインドスイープは、気になっていることをすべて書き出して整理する方法のこと。例えば、手帳のフリースペースを「やるべきこと」「やりたいこと」「やらないこと」に3分割し、1日の未完了タスクをすべて書き起こしていきます。始業前にこれを行い、完了したら消し込む。これにより、頭をすっきりさせた状態で1日をスタートできるでしょう。
手帳をより効果的に活用するためには、まずは目的を明確にし、管理したい内容や書き込みたい記録に適した種類の手帳を選ぶことがポイントです。使う際には、内容がぱっとわかってすぐに振り返れるように、ちょっとした書き方の工夫も取り入れてみてください。
本記事でご紹介した書き方・使い方のアイデアやマルマンのルーズリーフダイアリーを活用し、自分なりの手帳術で来年のビジネスライフやプライベートライフをより充実させましょう。
本記事でご紹介した書き方・使い方のアイデアやマルマンのルーズリーフダイアリーを活用し、自分なりの手帳術で来年のビジネスライフやプライベートライフをより充実させましょう。