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『ニーモシネ』がプラチナ万年筆『プレジール』とコラボ!万年筆初心者の方におすすめできる理由
「万年筆は高級な大人の文具」という印象を持つ方は多いのではないでしょうか。営業職などの場合、目の前のお客様や商談相手へ署名を求める際に普通のボールペンではなく万年筆を渡せば、信頼感や気遣い、特別感などを伝えやすいでしょう。「自分へのご褒美」として購入すれば、仕事へのモチベーションがより高まるかもしれません。
万年筆はその特有の存在感から多くの人に憧れられ、愛されている反面、エントリーモデルから超高級モデルまで非常に幅広く、「初心者の自分にはどれが合っているかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。
このような「万年筆を使いたいけど選ぶのに困っている」という方におすすめなのが、マルマンから限定品として登場した『ニーモシネ ジャーナル+万年筆セット』です。この記事では、プラチナ万年筆『プレジール』の魅力や購入した万年筆のお手入れ方法、そして『ニーモシネ ジャーナル』の特長について解説します。
一方の『プレジール』は、なめらかな書き味やスタイリッシュな見た目が印象的なプラチナ万年筆です。その機能性とデザイン性から、ビジネスで愛用している方も少なくありません。
今回ご紹介するのは、そんなノートと万年筆にさまざまなアイテムを加えた豪華セットです。
縦横に、薄いグレーで5mm間隔のドットを設けたノート。ドットが目盛り代わりになるため、TODOリスト、スケジュール表、図形を使ったフレームワークなどの作成や、プレゼンスライドの下書きなどにも活躍します。
コンテンツページと2本のしおり紐で、パッと目的のページを開ける検索性の高さも魅力。表紙はビジネスに適した黒色で、裏表紙の内側にはメモなどを収納できるポケットが付いています。
『ニーモシネ ジャーナル』を活用したタスク管理については、以下の記事でも紹介しています。
「タスク管理がうまい人」の共通点とは?ノートを使って生産性を上げよう
● 独自の機構でペン先が乾きにくい
『プレジール』のキャップには、1年経ってもインクが乾燥しにくい「スリップシール機構」が導入されています。一般的な万年筆のキャップは空気が入りやすく、何ヶ月も放置するとペン先が乾燥してしまうもの。しかし、『プレジール』ならペン先が乾きにくく、お手入れによけいな手間をかける必要がないため初心者の方にもおすすめです。● ボディは傷つきにくく、軽量で使いやすい
『プレジール』はデザインや素材も秀逸。ボリュームのある柔らかなフォルムのアルミニウム製ボディを持ち、しっかりとした重さは感じられるものの実際は15.4gと軽量です。そのため疲れにくく 、安定した書き心地を提供してくれます。ボディには擦り傷に強い加工が施されているため、美しい状態のまま長く使い続けられるでしょう。オリジナルの『プレジール』のボディにはさまざまなカラー展開がありますが、『ニーモシネ ジャーナル+万年筆セット』に入っているのは、重厚感と高級感が大人のビジネスパーソンにしっくりくるマットなブラック 仕様です。
● ペン先はステンレス製ながら高耐久
一般的な万年筆のペン先 の素材には、ステンレスと金があります。「ステンレスは金より腐食しやすい」といわれていますが、技術の進歩により最近ではステンレスも腐食しにくくなっていること、また金を使用すると価格が高くなってしまうことから、『プレジール』ではあえてステンレスを採用しています。そのステンレス製のペン先は丁寧に磨かれ、さらに特殊合金ポイントが用いられているため、摩耗に強く耐久性が高いのが特長です。
万年筆はビジネス用プレゼントにもピッタリ!
万年筆はその高級感を感じさせるデザインから、「相手への敬意や感謝を伝えるプレゼント」としても選ばれています。たとえば、父親などの家族や同僚、お世話になった先輩、定年退職する上司などへのお祝いにもぴったりです。
普段あまり文字を書く習慣がない人が、プレゼントをきっかけに万年筆を愛用するようになり、手紙、メモ、日記などを書くのが好きになった、というケースも少なくありません。ビジネス面における敬意や感謝を伝える機会があれば、ぜひ万年筆を贈ってみてはいかがでしょうか。
とはいえ、どうしてもペン先にインクが付着してしまう以上、そのまま放置するとインクの詰まりやかすれなどが生じやすくなります。頻繁に万年筆を使う方は、定期的にペン先を洗浄しましょう。2ヶ月から3ヶ月に一度の間隔で洗浄するのがおすすめです。
とくに以下のような場合は、念入りに洗浄してください。
● インクの出が悪いとき
このような場合に考えられるのは、万年筆を使った際に、書いた紙の細かい粉がペン先に詰まったり、芯の内部でインクが固まってしまったりしているケースです。ペン先は精密な構造になっているので、細かい紙の粉でも詰まってしまうことがあります。この紙の粉を取り除くために、ペン先の洗浄が有効です。● 違う色や種類のインクを使うとき
万年筆のインクには色も種類も多数ありますが、所有しているインクの数だけ万年筆を買うのは現実的ではありません。このような場合には、インクを入れ替えて同じ万年筆を使うこともあるでしょう。たとえば、「ブラックのインクからグリーンのインクに変えて使う」「染料インクから顔料インクに変えて使う」といった場合です。そのような場合には念入りな洗浄が必要です。● しばらく使う予定がないとき
「忙しくて万年筆で書く時間がとれない」「長期外出をしていて使えない」などの理由から、しばらく万年筆を使わずに保管する必要がある場合です。このように長く使用しないことがあらかじめわかっている場合は、内部でインクが固まってしまわないように念入りに洗浄してから保管しましょう。● 久しぶりに新しいインクを入れたが書けないとき
上記のようなメンテナンスができないまま保管したケースでは、新しいインクを入れ替えても書けない場合があります。このときは、ペン先が乾いてしまい、最後に使っていたときのインクが残って固まってしまった「ドライアップ」という状況になっているかもしれません。しっかり洗浄し、インクを溶かすと書けるようになる可能性があります。● 用意する道具
・40度前後のぬるま湯、または水を入れたコップ・柔らかい布またはティッシュ
インクの固まりを溶かすためには、水よりもぬるま湯がベターです。また、万年筆の表面の汚れを拭く道具に、アルコールを含んだウエットティッシュや布を使うのはNG。万年筆の樹脂素材が脆くなり、ヒビや割れなどの破損につながる恐れがあります。
● 手順
1. | ペンのふたを外したら、大先から胴を外して大先だけにします。 |
2. | カートリッジ式の場合、カートリッジインクを大先から引き抜き廃棄します。一度でもペン先に入れてしまったカートリッジは使用済みになるので必ず廃棄しましょう。 |
3. | お湯(または水)を入れたコップに大先を入れます。ペン先をしっかり浸からせるのがポイントです。 |
4. | 1時間から2時間ほどお湯(または水)に浸したまま放置すると、ペン先や大先の内部に残っていたインクが溶け出してきます。長期間使っていなかった場合は一晩浸けておきましょう。 |
5. | 溶け出したインクでお湯(または水)が汚れてきたら交換します。きれいなお湯(または水)で洗浄するために、何度か交換が必要です。 |
6. | インクが溶け出してペン先や大先の内部がきれいになったら、水道水で大先を洗います。内部や表面についた汚れをしっかり洗い落とすつもりで、丁寧に流しましょう。 |
7. | 最後に、柔らかい布やティッシュを使って水気をしっかり拭き取ります。水気が残ると腐食の原因となるため、丁寧に拭くのがポイント。拭いた際に濃い色のインクが付着しなければ洗浄完了です。 |
マルマンの『ニーモシネ 』は2004年に誕生した、仕事に取り組むすべての人のための ノートブランドです。「書くこと、考えることが仕事を創造的にする→」をキーメッセージとし、書き心地のよい紙、スタイリッシュなデザイン、豊富なラインアップで仕事に創造性と新しい価値観をもたらすことをコンセプトにしています。
イメージどおりに書けるクッション性の高い筆記用紙は純国産。ブランド名が箔押しされた高級感のあるスマートなデザインは、持っているだけで向上心や想像力を刺激してくれます 。機能面にもこだわりがあり、横罫(特殊メモリ入り)、マージン付き、方眼罫、方眼罫+無地、ドット罫など、さまざまなビジネス作業に合わせられる多彩なラインアップを展開しています。
『プレジール』は軽量なため、手に余計な力を入れずともサラサラと文字を書けます。『ニーモシネ ジャーナル』に書いたそばから紙に乗ったインクが乾いていくため、通常であれば吸取紙を使う必要もないように思いました。
少し力を入れてもペン先がブレることはなく、適量のインクで書き続けられます。『プレジール』の万年筆はもとより、濃色の蛍光ペンで書いてもインクのにじみや裏写りはなし。使う前は「書き心地がよい」といわれてもあまりしっくりきませんでしたが、実際に使ってみたら「手(ペン)が勝手に動く」というか、「いろんなことを次々と書きたくなるような不思議な気持ちよさ」があり、「こういうことか!」と納得しました。『ニーモシネ ジャーナル』の筆記用紙は、あらゆる筆記具と相性がよさそうです。
『ニーモシネ ジャーナル+万年筆セット』は、マルマンとプラチナ万年筆という国内トップメーカーの経験と技術が合わさった特別な限定製品です。「自分へのご褒美としてちょっといい文房具を使いたい」というニーズにもぴったり。限定品なので、「ありがとうの気持ちを込めた贈答用」としても選びやすい製品といえます。気になった方は、ぜひ検討してみてください。