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「自由研究のまとめ方」のコツを解説!スケッチブックなら伝わりやすい作品に
● 項目1:タイトル・表紙
タイトルや表紙は、レポートの「顔」になる部分です。どんな自由研究なのかがひと目でわかるタイトルをつけるのがポイント。「実録30日!○○の生態を調べてみた」「水切りが15回できる石ってどんなカタチ?」「昆布はなぜ海のなかでダシが出ないの?」など、興味を引くワードや具体的な数字、問いかけなどを入れると、独自性のあるタイトルになります。ページが複数枚におよぶ場合は、表紙も用意しましょう。● 項目2:研究のきっかけ
なぜそのテーマで研究をしようと思ったのかは、自由研究の軸になる部分です。「普段の生活のなかで不思議に思ったから」「図鑑やテレビで見て気になった」「こんな出来事に遭遇した」など、自分なりのきっかけを書きましょう。発想の面白さや観察眼の鋭さを、先生や同級生にアピールできるポイントです。● 項目3:仮説
研究をはじめるうえで大切なのは、ある現象を説明するために仮説(予想)を立てること。「なんでこうなるんだろう?」から、「きっとこういう理由かもしれない」を導く作業です。仮説を立て、それを実験・観察・調査によって検証することで、伝える相手に対する説得力が高まります。仮説はひとつとは限らないので、いくつも可能性を考えてみましょう。● 項目4:方法・道具
自由研究を進めるための方法や使用する道具を記載します。「○○を使って実験した」「○○に聞いた」など、できるだけ具体的に書きましょう。図や実験装置などの写真・イラストがあると、より相手にわかりやすく伝わります。● 項目5:結果
「お酢や歯磨き粉で10円玉はきれいになるが、コーラではきれいにならない」など、調べたことの結果をまとめます。ここでもステップごとに写真やイラスト、観察記録などを使用し、文章とセットでまとめるとわかりやすいでしょう。読み手・聞き手にとっては、ここが自由研究のハイライト。工夫をこらしながら、自分らしく説明することを心がけましょう。● 項目6:考察・感想
「10円玉のサビをきれいにとれるのは酸性の液体」など、自由研究をとおして新たにわかったことや気づいたことをまとめます。小学生、特に低学年のうちは「○○が面白かった」といった簡単な感想でも構いませんが、高学年や中学生になったら、「銅と酸の関係」について考察するなど、レベルの高い内容にも触れたいですね。● 項目7:出典
研究においては、「どんな本やサイトを参考にしたか」を記載しておくことが必要です。この情報源となる文献のことを「出典」といいます。本を紹介するときは、タイトル、著者、発行年、出版社まで書いておくと丁寧です。サイトを参考にしたときは、タイトルとURLをまとめておきましょう。● 項目8:今後の課題(調べたいことやその理由)
自由研究を終えて「次は○○を調べてみたい」「今度から○○したい」といった課題が見つかれば、それについても書けるとよいでしょう。● 見出しに強弱をつける
すべて同じフォントで書くのではなく、見出しの種類によって文字の大きさに強弱をつけるのがポイントです。見出しを大きくするとそこに目線が集まるので、伝えたいことを伝えやすくなります。● 新聞のようにタイトルや見出しを工夫する
新聞を見たとき、ひと目でどんなニュースがどこに書いてあるのかわかりますよね。新聞のようにできるだけ見出しはコンパクトにし、ブロックごとに分けてまとめると見やすくなります。印象的なレイアウトにしたいなら、「縦書きのパート」と「横書きのパート」を組み合わせるのもよいでしょう。● 文章量や色で読みやすさに配慮する
どんなにすばらしい自由研究でも、文章量が多すぎると読む気をなくしてしまいます。適度に読みやすい量を意識し、注目してほしいポイントは赤字で書くなど、工夫してみましょう。実験・観察・調査など、さまざまな研究テーマのまとめに使えるのがスケッチブック。大きめのタイプならノートよりも格段に自由度が高く、イラストを描いたり、写真や記録を貼ったりするのにも便利です。紙芝居のように一枚一枚のページをまとめていけば、「どんな結果になったのだろう」と読み手の興味を引けるでしょう。
長期間にわたる観察や実験をまとめるときは、レポート用紙やノートが向いています。ページ数が多くなりやすいので、初めにフォーマット(書式や書き方のルール)を決めておくと、研究の流れや変化が見えやすいでしょう。模造紙よりもコンパクトなのでまとめやすく、場所を取らないのも魅力です。
写真や絵など貼りつけるものが多い自由研究では、スクラップブックが向いています。スクラップブックはリング式で頑丈なので、貼りつける枚数が増えてもかさばりにくいのが特長。また、貼りつけた写真や絵の横に文字も書けるので、自由研究の成果を言葉でもまとめられます。
模造紙は自由研究の内容を1枚にまとめるときに向いています。新聞も、出来事が一面にまとめられていますよね?模造紙にまとめるメリットは、ひと目で内容がわかること。ただしまとめ方を工夫しないと、ゴチャゴチャとして読みづらくなるのがデメリットです。構成や図の配置を意識すると、最後まで飽きずに読んでもらえます。
大きなスケッチブックなら、字を大きくしたり色をつけたりして印象的な見せ方ができます。注目させたい部分はマーカーや色鉛筆を使って書き込み、わかりやすくまとめられるのが魅力です。
スケッチブックは縦横どちらの向きでも、そして見開きでも使える自由度の高さが強みです。自由研究の内容に合わせて活用方法が選べるので、まとめ方の幅が広がります。
もともと「絵を描くための製品」であるスケッチブックは、絵の具やクレヨンなどの色がきれいに出やすいという特長があります。模造紙やノートなどの薄紙と比較すると、発色の差や描きやすさは歴然です。絵や図がたくさんあると、読み手も楽しく内容を理解できるでしょう。
自由研究では、内容を見やすくするためにマーカーをつかうことも多いですよね。しかし、紙の種類によっては裏移りしてしまうおそれもあります。その点、スケッチブックは紙が分厚いので裏移りしにくく、破れる心配もほとんどありません。
スケッチブックにはさまざまな大きさがあります。普段学校で使っているノートよりも大きいA4、B4、A3などのサイズが自由研究では比較的使いやすく、少し離れたところからも見えやすいのでおすすめです。
スケッチブックに文字を書くときは、定規を使って罫線を引きましょう。鉛筆で薄く線を引くと、マーカーやフェルトペンなどで書き終わったあとでもきれいに消せます。厚みのあるスケッチブックは文字のあとが残りやすいので、下書きするときはできるだけ薄く書くのがコツです。
レポートにつかう文字は黒一色にせず、強調したい部分を色づけしましょう。ただし、たくさんの色を使い過ぎるとかえって見えにくくなるので、つかう色は5色程度にとどめるのがベター。「特に強調したい場所は赤字にし、赤字は1ページにつき1ヵ所のみにする」など、色のルールも決めておくと読み手にわかりやすいまとめ方ができます。
読み手の興味を引くには、内容がひと目でわかる写真やイラスト、印象的な資料などをつけるのがコツです。イラストをつけるのは内容を補足するためなので、自由研究と関係あるものにとどめましょう。
「色つけに水彩絵具を使いたい」という小学生・中学生もいるでしょう。水彩絵具を使う際は、フェルトペンで書いた箇所に注意しましょう。水性のフェルトペンで書いた文字は、水に触れるとにじんで汚れてしまうおそれがあります。水彩絵具を使いたいなら、文字を書くときは油性ペンをつかうのがおすすめです。
真っ白なスペースを自由に使えるスケッチブックは、さまざまな用途や表現方法に適した画材。自由研究のまとめに選ぶなら、マルマンの『図案スケッチブック』がおすすめです。
ツインワイヤを採用する『図案スケッチブック』はサッとめくりやすく、左右にずれが起きません。自由研究をまとめるときはもちろん、読むときにもストレスを与えずページをめくれます。また、上質な紙を使っているので耐久性が高く、消しゴムでゴシゴシこすっても傷みにくいのもうれしいポイント。「シボ」と呼ばれる表面の凹凸が美しい発色と独特の風合いを実現してくれるので、絵やイラストをメインにした自由研究にもうってつけです。
どのスケッチブックを使うか迷ったときは、マルマンの『図案スケッチブック』を手に取り、その使いやすさを味わってみてくださいね。