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家事ノートをつけてムダや「忘れた……」を解消!メリットや作り方を解説
家事ノートには、毎日やるべき家事や定期的に行う家事をリストアップして書き込みます。そのリストを見れば、「毎日何をすべきか」が一目瞭然です。優先順位や目標時間も具体的に設定しておくと、効率的に家事をこなせます。
料理のレシピ、掃除方法、買い物リストなど、家事に関する情報を家事ノートにすべて書き込めば、1冊ですべての情報を管理することが可能です。必要なときにすぐに見返せるため情報を探す手間が省け、家族とも共有できることから分担や連携もスムーズになります。
忘れがちなタスクや、余裕があるときにやっておきたい作業も書き込んでおくと便利です。たとえば、玄関の三和土(たたき)や網戸、レンジフードなどは、頻繁に掃除するほど汚れが目立つ場所ではないものの、長期にわたって放置するのは衛生的によくありません。このような「いつかやろう」と思っている家事をまとめておけば、やり忘れを防げます。
家事ノートでは、終わった家事にチェックマークをつけるようにします。これによって、頑張りが目に見えるのと同時に、やり残している家事も明確になるため、ムダなく終わらせられるでしょう。日々の家事記録を見返して「成果」を確認すれば、安心感や達成感も味わえます。
まずは思いつくまま、「やるべき家事」をリストアップしましょう。家事は大きく「掃除」「洗濯」「料理」「買い物」などのカテゴリに分けられるので、それぞれについて具体的に何をするかを書き出していきます。
家事をリストアップしたら、さらに細分化していきましょう。たとえば掃除は、「リビングの掃除」「寝室の掃除」「キッチンの掃除」「浴室・洗面所の掃除」などに分けられます。買い物なら、「食料品の買い物」「日用品の買い物」などに分割。このように掃除する場所や整理する対象、必ず買うものなど、細分化して記入することで家事の全体像が見えてきます。
リストアップした家事を頻度別に分けます。「毎日やること」「週1でやること」「月1でやること」などに分類します。このとき、以下のポイントに注意しましょう。
● 毎日やること
毎日やることは、3分から5分以内にできるか、「ながら」でできるか、を基準に細分化します。「ながら」でできる家事の例は、「食器を洗う」「アイロンをかける」「洗濯物をたたむ」などです。● 週1でやること
週1回やることは、10分から20分程度で完了する家事が目安となります。たとえば、「掃除機をかける」「冷蔵庫の中身を整理する」「子どもの学習スペースを整理する」などが挙げられます。● 月1でやること
月1回ペースでやるのは、気持ちよく暮らすための家事です。窓拭き、カーテンの洗濯、衣替え、マイカーの洗車などが挙げられます。ものによっては一気に終わらせようとすると大変なので、10分から20分程度で終わるように細かく作業を分けるのがポイントです。家族やパートナーがいる場合は家事の担当者を決め、それぞれについて「誰が」「いつまでに」やるかを明確にします。このステップは、「誰かがやると思ったからやらなかった」という事態を防ぐうえで有効です。得意な家事を担当することで効率がアップします。
最後に、リストアップした項目を手帳やノートのカレンダー欄に記入します。書き込む際のポイントは、掃除は青、洗濯は赤など、カテゴリごとに文字色を分けること。その日、その週、その月にやるべきことがわかりやすくなります。
家事ノートに落とし込むときは、自身や家族全員が続けやすい「マイルール」を作りましょう。
● 使いやすいノート、運用しやすいルールを作る
家事ノートは、カスタマイズすることが大切です。自分たちだけで使うものなので、決まった形式やルールに縛られる必要はありません。書きやすいノートや手帳のサイズを選び、1ページをどう使ったら書きやすいかなどを相談して決めましょう。● 「見やすく、書きやすく、使いやすく」を意識する
家事ノート作りでは「見やすく、書きやすく、使いやすく」が重要です。一目でわかるように、文字や記号は大きくはっきりと書き、色分けや区切り線などを使って確認しやすいようにレイアウトします。● すぐ手に取りやすい場所に置く
家事ノートは生活動線の近くに置いておき、必要なときにすぐに見たり書いたりできるようにしておきましょう。キッチンやリビングなど家事する場所の周囲に置いておけば、運用しやすく安心です。「家事ノートの書き方は自由」と言われると、それはそれで困ってしまうかもしれません。家事ノートの書き方について一例をご紹介しますので、参考にしてみてください。
● 左ページ:場所や作業ごとにまとめたやることリスト
左ページには家事が発生する場所や「洗濯」「掃除」「料理」「買い物」などのカテゴリを書き出し、やるべき家事を具体的に書き出します。タスクには期限(日付)や優先順位(A、B、Cなど)を決め、完了したことを示す印をつけるようにするとわかりやすくなります。無理な計画はストレスにもなるので、詰め込みすぎず余裕を持って設定しましょう。● 右ページ:月間のスケジュール
「換気扇を掃除する」「冷蔵庫内を整理する」「シーツ交換する」「布団乾燥機をかける」など、月間で定期的に行う家事をカレンダー形式で記録しておきます。複数回やる家事は、あわせて回数を記載するのもポイント。家族の予定やイベント、子どもの習い事なども書き込んでおくと、家事と調整しやすいでしょう。「バレットジャーナル」という手帳術も、家事ノートに応用できます。バレットジャーナルとは、点や記号を使ってタスクや予定を管理する手法です。バレットジャーナルには次の4要素を書くのが基本ですが、家事ノートとして使う場合は、家事に関する要素を追加したり、不要な要素を省いたりしても問題ありません。
「バレットジャーナル」とは?書き方やコツ、タスク管理に便利な文具も紹介!
● インデックス
すべてのページの「目次」にあたるものです。何ページ目に何が書いてあるかが一目でわかるように、ページ番号と内容を記録します。● フューチャーログ
半年から1年分まで先の大まかな予定です。いわゆる「年間カレンダー」にあたり、長期的なスパンで予定や目標を記録します。● マンスリーログ
1カ月分の予定を書き込む「月間カレンダー」です。その月の予定や、先月できなかったこと、目標などを書いていきます。● デイリーログ
1日の予定やタスク、出来事を書き込んでいくのがデイリーログです。「バレットジャーナル」とは?書き方やコツ、タスク管理に便利な文具も紹介!
家事ノートを三日坊主で終わらせないためのコツは、完璧を求めず、家事ノートを見るのが楽しくなるように工夫することです。家事ノートは自分やパートナー、家族だけが見たり書いたりするもの。書き間違えたり、計画通りにいかなかったりしても気にせず、家事ノートはあくまで確認のためのツールと考えましょう。
また、楽しんだり愛着がわいたりするようなちょっとした工夫も大切です。お気に入りの手帳を選んだり、好きなシールやマスキングテープを貼ったりすると、継続するモチベーションがアップするでしょう。また、家事をポイント化して夫婦や家族で競うなど、自分なりの楽しみ方を見つけるとより継続しやすくなります。
また、楽しんだり愛着がわいたりするようなちょっとした工夫も大切です。お気に入りの手帳を選んだり、好きなシールやマスキングテープを貼ったりすると、継続するモチベーションがアップするでしょう。また、家事をポイント化して夫婦や家族で競うなど、自分なりの楽しみ方を見つけるとより継続しやすくなります。
『ココチィ』は、罫線にメモリが入っているリングノートです。このメモリに沿って縦線を引きやすいため、月間や週間のスケジュールやメニュー表、買い出しリストなどを作りやすいのが特長。A5サイズやB6サイズなどさまざまなタイプがあり、家庭に合ったものを選べるのも魅力です。
表紙は水や油に強いプラスチック代替素材でできており、台所などに置いておいても安心。汚れてもサッと拭くだけですぐきれいになります。また、用紙には切り離し用のミシン目が入っているので、使い終わったページを切り離してしまえば、見たいページをさっと開けます。
すべてのページを使い終わってノートを破棄するときは、裏表紙についているパーツを使って簡単にリングの取り外しが可能。分別にも余計な手間がかかりません。
表紙は水や油に強いプラスチック代替素材でできており、台所などに置いておいても安心。汚れてもサッと拭くだけですぐきれいになります。また、用紙には切り離し用のミシン目が入っているので、使い終わったページを切り離してしまえば、見たいページをさっと開けます。
すべてのページを使い終わってノートを破棄するときは、裏表紙についているパーツを使って簡単にリングの取り外しが可能。分別にも余計な手間がかかりません。
仕事をしている方や新しい生活を始めたばかりの方は、家事に手間取ったり、やるべきこと忘れてしまったりといったことがあるかもしれません。ごみの出し忘れや日用品の買い忘れなどを防ぐためにも、家事ノートを作ってみてはいかがでしょうか。ぜひマルマンのノートを使って、ライフスタイルに合わせて家事ノートをカスタムしてみてくださいね。