- 読む文具
結婚披露宴の席札を手作りしたい!おしゃれなペーパーアイテムを作るポイント

好天ですごしやすい日が多い春は、秋に次いで結婚式が多いといわれる季節です。そんなハイシーズンのウエディングイベント本番に向けて、現在準備や計画を進めているというカップルやご夫婦の方々もいらっしゃるかもしれません。
「できるだけ費用を抑えつつ自分たちらしいオリジナルな結婚式を実現したい」なら、ペーパーアイテムを手作りしてみましょう。本記事では、おしゃれな席札を作るポイントや「高見え」するおすすめの紙、かわいく見せる簡単アイデアなどについて解説します。また、おしゃれなウエディングペーパーアイテムのデザインを多数手がけるクリエイター・山内美穂さんのアイデアなどをご紹介しますので、ぜひハンドメイド席札の参考にしてみてください。
・ゴシック系:パワフルさ、モダンさ、信頼感、シャープさ
・丸ゴシック系:ポップさ、やわらかさ、親しみやすさ
・行書体系:和風、伝統
会場の雰囲気やほかのアイテムに合わせて系統を選び、さらにそこから1~2種類に絞って使いましょう。日本語フォントと欧文フォントの双方を使う場合は、文字の太さを近づけるのが統一感を演出するコツです。
色はメインカラー・サブカラーを決め、おおむねそれに合わせてネームプレートを作っていくと、さらに統一感がアップして好印象につながります。
また、文字サイズや文字間隔、行間も雰囲気を左右する要素。フォントや色と同じように、会場の雰囲気やほかのアイテムに合わせて選びましょう。それぞれが与える印象は次の通りです。
・小さめの文字サイズ:高級感・繊細さ
・文字間隔や行間・狭い:カジュアルさ・モダンさ
・文字間隔や行間が広い:高級感・繊細さ
メッセージを伝えたい場合は、表側ではなく裏側への記載がおすすめ。列席者にサプライズをしたい場合は、新郎新婦のコメントムービーを見られるQRコードを席札の裏側へ印刷するなどのアイデアもあります。
プリンターとの相性も考慮しながら、好印象につながる上質な画用紙を選びましょう。

【製品活用事例紹介】
結婚式などの「高見え」させたいペーパーアイテムにおすすめの紙製品が、キャンソンの『ミ・タント』です。『ミ・タント』はフランスの名門製紙メーカー・キャンソンが提供する高級画用紙で、その風合いの美しさからウエディングイベントのペーパーアイテム用途でも人気を集めています。
用紙はしやなかで厚みがあり、加工しやすいことからペーパークラフトにもぴったり。サイズはA4・ポストカードの2種類が選べます。A4はウェルカムボードや席次表に、ポストカードは席札やメニュー表などに向いています。色鉛筆やマーカーなどの筆記具はもちろん、インクジェットプリンターとの相性も抜群。厚みがあるのにスムーズに出力でき、印刷直後に触ってもインクが滲みません。
また、カラーバリエーションが50色と豊富なのも『ミ・タント』の魅力。流行りの中間色や美しい純白といったウエディングのトレンドカラーを押さえているため、花嫁DIYにも最適です。会場の雰囲気やほかのアイテムにマッチする一色がきっと見つかるでしょう。
ファッションデザイナーを経て、自身の結婚式を機にウエディングアイテム専門店ARARS(アラース)を創業。
ウェディングアイテムデザイナー。株式会社プチトリアノン代表取締役。
手作りをしたい花嫁に向けて花嫁DIYの無料テンプレートと作り方を発信中。
Step1:テンプレートにゲストの名前を入力しPDF形式で保存したら、色なしミ・タント①にプリントアウトします。
Step2:「1」で作った紙を、ゲストの名前ごとにカットします。このとき、切りっぱなし感を出すために定規でカットするのがおすすめです(はさみやカッターを使ってもOK)。
Step3:色つきミ・タント②を、端から1cm四方のところでカットし、折り目で折っておきます。
Step4:「2」で作った名前カード(色なしミ・タント①)の下端を、ゴールドなどのペンで縁どりします。
Step5:ボンドやのりを「3」で作ったカード(色つきミ・タント②)の手前側に薄く塗り、「4」で作った名前カード(色なしミ・タント①)を貼りつけたら完成です。
Step1:テンプレートにゲストの名前を入力し、PDF形式で保存したら、A4サイズの色なしミ・タントにプリントアウトします(1つの紙で4人分を作成)。
Step2:ハサミやカッターを使って1人分を切り抜きます。
Step3:テディベアの足元に折り目をつけ、丁寧に折ります。このとき、折り目をつける道具がない場合は定規とカッターを使用してもOKです。カッターで薄く線を引けばきれいに折り目をつけられます。
●結婚披露宴で人気がある花の花言葉(一例)
花 | 花言葉 |
---|---|
あじさい | 家族の絆 |
アネモネ | 希望、真実 |
シャクヤク | 幸せな結婚 |
バラ | 感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情 |
パンジー | 思慮深さ、誠実 |
ミモザ | 感謝、友情、上品 |
Step1:テンプレートにゲストの名前を入力し、PDF形式で保存したら、A4サイズの色なしミ・タントにプリントアウトします(1つの紙で4~6人分を作成)。
Step2:ハサミやカッターを使って1人分を切り抜きます。
Step3:はさみで花の周りをカットしたら完成です。
私は花嫁DIYに取り組むにあたり、そのときそのときのウエディングトレンドをいかに取り込んでいくかを重視しています。そういう意味で、現在の主流ともいえるくすんだ中間色を存分に扱えて、白色も純白で美しい『ミ・タント』は、花嫁DIYにとって最適だと思いました。 装飾物がなくても、印刷するだけでウエディングにふさわしい上質なペーパーアイテムになる印象です。印刷時にもデザインや文字が滲むことなくはっきりプリントでき、プリンターを使っていることを感じさせない仕上がりになります。今後は定番の招待状や席次表も『ミ・タント』で作ってみたいですね。
色や形、サイズなどで、異なる印象を与えられるのはもちろん、穴を空けてリボンを通す、真ん中にリボンを結ぶ、アクセントとして貼り付けるなど、幅広い使い方ができます。男女で色や種類を分ける、子どものみ別の色や種類にするといった工夫をすれば、きっとゲストに喜ばれるでしょう。